全自動搾乳機02
あり
それから更に何日か経った頃、ついに拓海の体は限界を迎えてしまった。
「あぁあんっ……」
不意に衣服に擦れた乳首から、強烈な快感が全身に伝わった。それはすぐに、ミルクを搾られたいという強烈な欲求に変わって拓海を苛む。
「あっ……あっ……あぁっ……」
疼きは最早愛撫されているみたいに、到底無視できない強烈なものになっていた。
知らず搾乳機に視線が釘付けになる。
出したい出したい出したい。ミルクを搾ってほしい。あのイボイボで乳首を包み込まれ、思い切り搾乳されたい。
拓海はぼうっとする頭で考えた。高梨が来る時間は毎日決まっていて、今日はまだ数時間先のはずだ。あの男に見られるのだけは嫌だ。
だけどもう限界だ。このままミルクを出さないと、頭がおかしくなってしまいそうだ。だから今のうちに――。
「はぁっ……はぁっ……」
荒い息を吐きながら、拓海はふらふらと搾乳機に近づいた。忌々しく思っていたいやらしい搾乳機のイボを見ると、どうしようもなく狂おしい気分になる。
『搾乳します。衣服を脱いでください』
搾乳機の中に入ると、機械から音声が流れてきた。拓海は服をめくると、乳首に貼った絆創膏をそっと剥がした。ビンビンに勃ちあがって、今にもミルクが噴き出してしまいそうな赤い乳首が晒される。
ドキドキしながら待っていたが、機械は動き出さない。もしや全て脱がなくてはいけないのだろうか。それこそ牛のように――。
屈辱だったが、もう乳首の疼きに逆らうことはできなかった。拓海は顔を赤くしながらボトムも脱いだ。それでも反応がないので、やけになって下着まで脱ぐと、再び音声が流れた。
『セットします。動かずにお待ち下さい』
「はぁっはっ……あッ……」
全裸になった途端待っていたとばかりに機械が動きはじめ、ベルトが腰に巻き付いてきて体を固定される。きついというほどではないが抜けられるような余裕もない。これでもう、逃げられなくなったのだ。
緊張で鼓動がどんどん速くなる中、搾乳する装置が伸びてきて胸に正確にセットされた。
ウィーーーン……
「あっ……あっ……っ、あぁあああんっ!」
搾乳装置が動き出した。弾力のあるイボが乳首に触れた瞬間、イったような衝撃が全身を駆け抜けた。
ウィーーーーーン……ぐりゅっ……ぐりゅっ……
「あ゛あぁあっ、みるくっ、ミルクでるぅっ! アッひっあぁあ〜〜っ」
びゅくっ、びゅくっ、びゅっびゅるるっ……
乳首全体を覆われて少し搾られただけで、大量のミルクが出てしまった。搾乳機はそれを一滴もこぼさないように乳首を吸ってくる。
「ひああぁっ、吸っちゃっ…あっあッ出てるっ、あ゛ッあ゛ッあぁあッ」
びゅっびゅっ、びゅるっびゅーーっ……
柔らかいものが乳首全体を覆い、ぎゅっぎゅっと乳首を搾ってくる。ミルクは止まらず出続け、途方もない快感もずっと続く。腰がびくびくと揺れるが、ベルトで拘束されているのであまり動くことはできず、快感を紛らわすこともできなくて拓海は悶絶する。
「あぁんっあッあんっあんあんあんあんあんっ…」
ぎゅっ……ぎゅっ……ぐりゅっ、ぐりゅっ、ぐりゅぅっ……
細かいイボがうごめいて、乳首に絡みつきながらミルクを搾られる。そのいやらしい動きに、息も絶え絶えに喘ぐことしかできない。
「ひああっ…アッはぁっあッミルクッ止まんない…あッあぁあっ……」
搾乳機と言ってもこれは紛れもなく性具だ。こんないやらしい機械に自ら入って、人間なのに牛のように搾乳されているなんて――。なんて屈辱なのだろう。怒っているはずなのに体はどんどん昂ぶってくる。
「あッあッあぁッ……ちくびからっびゅーびゅーでてるっ…あひっあッあぁんっ」
ただ乱暴に搾るわけではなく、緩急をつけて乳首を刺激してくる。拓海の体は感じれば感じるほどミルクが出てしまうのだ。それを知っているかのように搾乳機はイボを淫らに動かし、乳首を感じさせてくる。まるで意志があるかのように。
くにくにくにくにくにくにっ、ぎゅっ……ぎゅっ……くりゅっ、くりゅっ
びゅっ、びゅるっ、びゅっびゅっびゅーーっ
「ああぁー……っ、それっらめぇっ、アッひあっ、おかしくなるっ…あッあんっあんあんあんあんっ!」
声が止まらない。ペニスも反り返るくらい勃起して、汁が次々溢れている。乳首ミルクと違って放置されているので、太ももを伝って流れ脚を汚していく。
少しでも触ったらすぐにイってしまう状態だったが、拘束されているのでどうすることもできずもどかしさに拓海は悶える。
「はあっ…あっあッあああーっ…」
ウィーーーン……くにっくにっくにっくにっ、くりゅっ、くりゅっ
ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅむ、ぎゅむ、ぐりゅぐりゅっ
びゅっ……びゅっ……びゅるっ……びゅーっ……
ミルクの出はさすがに最初ほどの勢いはなくなったが、乳首を攻める動きはその分淫らさを増して執拗なものになる。
イボが乳首に絡みつきながらこね、優しく先端を擦るだけの時間がしばらく続く。その動きは愛撫そのもので、拓海は腰をびくつかせながら官能に喘ぐ。
くに、くに、くに、くに、くり、くりっ、くりっ、くりくりくりくりくりくり
「あひっ…ふあぁっ、あんっ、あんっ、あんっ、あひぃっ…」
蕩けるような気持ちよさに浸っていると、今度は乳首を強くこねくり回しながら押しつぶし、搾り取ってくる。
ぐりゅっぐりゅぅっ、ぎゅむっぎゅむっぎゅううっ
びゅっ、びゅっ……びゅるるっ……
「あ゛あああ〜っ…あひっ、あ゛ッ、らめぇっつよいっ、みるくがぁっ、アッあぁんっ」
強すぎる刺激にペニスからびゅっと汁が飛ぶ。
乳首では何度もイったみたいに感じているが、ペニスから精液は出ていない。限界まで何度も焦らされているようなものなので、イきたいという願望は狂おしい熱になって全身を苛む。
「ひあぁっ、イきたいっ、ち〇ぽからもミルクだしたいっ…アッアッひああぁんっ」
あまりの快感に、正気なら絶対に言わないような淫らなことを口に出すが、無機質な搾乳機はそれに応えてくれることはなくひたすら乳首からミルクを搾り出す。
「あッあッんっ……うあっあッああぁ〜っ…」
ミルクの出が悪くなればなるほど、搾乳機はあの手この手で搾り取ろうとする。イボが乳首に吸い付いてうごめく。
くに、くに、くりっくりっくりっくりっ
快感は強くなるばかりで、恐怖を覚えるくらい乳首からの刺激が全てになる時間がしばらく続いた。
「あひっ……あへっ、あッ、もうっ、らめぇっ…ああっ……」
くにくにくに、ぎゅっ、ぎゅむっ、ぎゅむっ、びゅっ……
ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅうっ……ぎゅぅっ……ウィーーーン……
もうおかしくなる、と思ったとき、ようやく搾乳機が動きを止めた。
「ああぁっ……はぁっはぁっ……」
汗で濡れ、息が荒くなった体から、ようやく力が抜けて拓海はぐったりとする。
ようやく終わったらしい。早く拘束も解いてほしい、そしたらすぐにペニスを扱いてイってしまいたい。熱は全く冷める気配がなく、乳首も感じたままで、とにかくまずはちゃんと射精しないと辛くてたまらない。
その瞬間を待ちわびていたが、拘束が解かれることはなかった。
『搾乳を促すため、下半身のマッサージを開始します』
「えっ……ああぁっ」
搾乳機から無機質な音声が流れてきた。どうやらこの上更に搾り取る気らしい。信じられない。
それにしても下半身のマッサージということは、ペニスを刺激してくるのだろうか。それならようやくイけるのだろうか。
恐怖と期待が半分でただ待っていることしかできずにいると――機器が脚の間に入り込み、強制的に脚を開かされる。
そして触れられたのはペニスではなく、尻の奥の器官だった。
「ひああぁっ……なにっ、やっ、アッはぁっ……」
びゅっと、何か粘液のようなものがアナルにかけられた。それを塗りつけるように、弾力のある棒状のものがぐりぐりと押し付けられる。
ぬちゅ……ぬちゅ、ぬっ、ぬっ、ぐり、ぐりゅっ……
「ああぁっ……んっ、あっやっ、あぁっ……」
ゾクゾクして、アナルの奥の触れられたことのない部分が疼く。
まさか、これを中に挿入するつもりなのか。搾乳に一体何の関係があるというのだろう。
絶対に嫌だったが、身を捩ってみてもベルトの拘束は固く逃げられなかった。
「いやだっ……あっ、あぁっ……はぁっ、やめ…っ」
ぬちゅ……ぬっぬっ、ぬぷ、ぬちゅっ……
段々と、アナルに押し付ける力が強くなる。入り口を必死に閉ざそうとしても、そうされると何故かクラクラして力が入らなくなってしまう。
「だめっ……そんなの、挿れるなぁっ…あっあぁあーっ…」
ぬぷっ……ぬっ、ずぷ、ずぷぷっ……
弱々しい抵抗の声を搾乳機が聞いてくれるはずもなく、開かされた脚の間で、シリコン製の棒がアナルの中へねじ込まれた。
「ひっあ゛あああぁっ…」
ぬぶっ……ずぷっ、ずぷっ……
指2,3本分ほどありそうな体積のものが、アナルの中をギチギチに満たす。粘液でぬるぬるになっていたためか痛みはなく、それどころか衝撃的な快感が駆け抜けた。
「ひああっ……あぅっ、うごくなっ…あっあああぁんっ!」
ウィーーーーン……ずぶっ……ぬぶ、ぬぶ、ずぷぷぷっ…
挿れられただけでいっぱいいっぱいだったのに、機械は抜き差しを始めた。音を立てて引き抜かれ、内壁を擦り上げながら再び奥まで挿れられた瞬間、大きな絶頂感に見舞われた。
「あっああぁっいくっ、出るっ、出ちゃうっやっあッあああーっ…」
ずぷっ、ずっ、ずぬっ、ぬぶっぬぶっ……
びゅっ、びゅるっ、びゅーーーっ……
頭が真っ白になった。張り詰めたペニスから精液が噴き出し、もう出ないと思っていた乳首からもミルクが溢れる。搾乳機はそれを検知すると、ミルクを全て吸い取るように動く。
ぐりっ、ぐりっ、ぐりゅっぐりゅっ、ぎゅっ……ぎゅううっ……
ずぷっぐちゅっぐちゅっぐちゅっ
「あっあッあッあんっあんっあぁあっやっあああッ」
乳首にイボが絡みつき搾られながら、アナルに棒を挿入されズリズリ擦られる。信じられないような快感だった。
中の性感帯を押しつぶされるとどういうわけかミルクがびゅっと噴き出してしまう。乳首とアナルの刺激に加え、ミルクを出すことそのものの快感が強烈なのでもうどうにかなってしまいそうだ。
「あああぁっ……らめぇっ、みるくっあんっ出てるっ、あっあひっあ゛あぁあっ」
ぬぷっぬぷっぬぷっぬぷっ、ズヌッズヌッズヌッ
くりっくりっくりっくりっ、ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅむっぎゅむっ、ぐりゅぅっ
びゅっ……びゅるっ……びゅくっ、びゅっ、びゅっ……
どこをどう刺激すればよりミルクが出るかを学習しているかのように、搾乳機の動きはだんだん激しく、いやらしくなっていく。特に感じる場所を重点的に突かれるとミルクがビュービュー噴き出し、ペニスからもずっとイっているみたいに汁が止まらない。
何故アナルなんかを、と最初は理解できなかったが、自分がまさかこんないやらしいことになってしまうなんて。屈辱的なのに体は昂ぶるばかりだ。
「はああっ、もっらめぇっ…ひあああっ」
棒が回転しながら奥を抉る。イボが乳首の先端を撫でるように刺激する。またイってしまいそうだ――と思ったとき、声が聞こえた。
「――すごいね、搾乳されて気持ちいい?」
「〜〜っ! あっあああッ…なんでっ…あッんんっ」
高梨が、少し離れたところに立ってこちらを見ていた。
羞恥と屈辱で体がかあっと熱くなる。一体いつから見られていたのだろう。今来たばかりなのか、搾乳とアナルへの攻めでイって感じまくる酷い姿を、もしかしたらずっと見られていたのか。
ぞくぞくぞくぞくっ……
「あああっ…見るなっ、んっ、あっ、ふぁっ、んんっあぅっ…」
ずぶっ……ずぶっ……ずぶっ……ぐりゅっ、ぐりゅっ
ぐにっぐにっぐにっ、ぎゅっぎゅっぎゅううっ
淫らな声を聞かれたくなくて抑えようとしても、中を突かれ搾乳されるとあまりの快感で勝手に声が出てしまう。腰はビクビク跳ね、頬は上気し涙目になっていて、どう見ても感じまくっていることがばればれだ。
「ミルクたくさん出てるみたいだね。めちゃくちゃやらしい顔してる」
「やっ…ああぁっあッひっあぁんっ」
高梨は意外にも嘲笑ったりはせず、じっと拓海を見てくる。余計恥ずかしくて、感じてしまうのを止めたいのに機械になぶられ続けどうにもならない。
「あああっ…もっやらぁっ…あっまたっ出ちゃうっ…あっあぁんっミルクがっ出てるっ、見るなっあっあぁああーっ…」
ずぷっ、ぬぷっぬぷっぬぷっぬぷっ、ずぶっ…ずぶっ…
びゅっ、びゅるっ、びゅっ…びゅーっ…
羞恥は快感を鈍らせるどころかより昂ぶらせ、アナルの中へのピストンでミルクがまた搾り取られていく。
気持ちいい気持ちいい気持ちいい。よりによって高梨に見られているというのに、もうそれだけしか考えられなくなりそうな自分が怖い。
「……倉科がこんなに乱れる奴だったなんてな。そんなもの挿れられて、感じすぎでしょ」
反射的に高梨の方を見ると、どこかギラついた目をしながら、苛立った様子だった。
女好きだからこんなの見ても不快なだけだろうと拓海は思った。なのにわざわざ見に来て嫌そうにされるなんてと、熱に浮かされながらも無性に腹が立ってくる。
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