残業後 02


あり


「いや? 本当に嫌なの? っああ、ほら、こんなにひくひくして、俺のがほしいっていってるのに……」
「っ、ふぁっ……」

確かに裕太の尻穴は、肉棒を押し付けられて物欲しげに収縮していた。
――あれを挿れられたら、舌では届かない奥までグリグリされたら、一体どうなるのだろう。
無意識にそんなことを考えてしまい、尻穴は更に激しく、まるで男の肉棒をのみ込もうとするかのようにひくついた。

「やぁっ、チ○ポぉ、押しつけちゃっ、はぁん……」
「――くっ、なんていやらしいケツマ○コだ! オチンチンが欲しいんでしょう!? 今、挿れてあげるからっ!」
「っ! いやっ、らめぇ、ち○ぽ挿れちゃぁっ……ひぃあっ! あああああんっ!!」

ヌチャッ、グヌッ、ヌッヌッ、ヌププププッ!!
男は我慢できないとばかりに荒々しく裕太の腰を鷲づかみ、巨大な肉棒を一気に最奥まで突き刺した。

「うぁっ、締まる……!」
「ひぁっ! やらぁっ、動かさないれぇっ、んぁっ、あっひぃんっ!!」

強い圧迫感と、それを凌ぐ身体の奥からわきあがってくるような疼き。
信じられずに目を落とすと、赤黒い肉棒を自らの尻穴がずっぽりとくわえ込んでいるのが見え、無意識に淫らな声が出てしまう。

「動かさないでっ? あなたの中は動かさなくてもぐねぐね動いて、擦ってって俺を誘ってますよ!? ほらっ、ほらっ!」
「ひああああっ!! あっあっ、あんっ、ふぅっ、アアアンッ!!」

男は目を血走らせて裕太の痴態を凝視しながら、ゆっくりと腰を動かし始めた。
決して激しい動きではないのに、中を埋め尽くす巨大なものは内壁を余すところなく擦り、気が狂いそうな快感が裕太を襲う。

「ハァッハァッ、このっ、淫乱! トロトロなケツマ○コが、オチンチンくわえ込んでひくひくしてますよっ! いいんでしょう!? ほら、気持ちいいって言って!」

「あああぁっ、やっ、やらぁ、そこ、ぐりぐりしないれぇっ!」

男の動きは段々と激しさを増し、前立腺を重点的に突きまくったと思ったら、奥にハメ込んだまま腰を回してめちゃくちゃに中を擦る。

「はあっ、言えよっ! じゃなきゃこの映像、会社にバラまいてもいいんですよ! あなたのこんな姿見たら、皆さんどう思いますかねっ!」
「やあああっ! それはやらぁっ! きもち、いいからぁっ! ち○ぽでお尻突かれて、ゴリゴリされるのきもちいいのぉっ、んっひあああんっ!」

バレるなんて絶対にあってはならない。そう思う理性とは裏腹に、一瞬頭を過ぎった想像に一層男の肉棒を締め付けてしまう。

「くっ……いやらしいケツマ○コだっ! 本当は見て欲しいんじゃないか!? 同僚に見られてっ、欲情させて犯しまくってほしいんだろ!」
「ちがっ! ふぁっ、も、そこはらめなのぉっ! おしっこぉ、おしっこれちゃうからぁっ!」

激しく前立腺を突かれたことで、裕太を再び尿意が襲っていた。

「はぁっはぁっ、いいですよ! おちんちん突っ込まれて漏らすところ、撮ってあげるからっ!」
「ふぁああっ……」

最早漏らすことへの嫌悪感も飛んでしまい、裕太はただその快感を待ち望み、腰を振りたくった。
しかし、その時。
遠くで、微かに足音が聞こえた。

「っ!?」

裕太はとっさに唇を噛んで声を殺し、男も動きを止める。
足音は段々と近づいてきて、裕太の願いとは裏腹にトイレのドアが開けられた。

「――誰かいるのか?」

それは、聞きなれた課長の声だった。

――よりにもよって課長がまだ残っていたとは。こんな姿を見られたら……。

「ぁっ……」

ゾクゾクゾクッ!と快感が駆け巡り、裕太は微かに声を漏らしてしまう。

「……樋野君? 樋野君だろう? どうかしたのか?」

課長がドアをノックする。無視することはできそうもない。
裕太はなんとか落ち着こうと努めながら、ゆっくりと口を開いた。

「かちょ……すみません、おれ、ふぁっ……」

言い終わる前に、男が腰を揺すって裕太の中を擦ってきた。
そうされると声がいやらしく上ずってしまい、尿意が我慢できないほどになってしまう。

「どうした? 具合が悪いのか?」
「っ、ぁ、ちょっと、んっ……」

(ああっ、はぁんっ、もう、出ちゃうよぉ……っ。課長がいるのに、おしっこ、もれちゃうっ……)

「――――ほら、おしっこ出してみて?」

男が耳を舐めながら囁き、勃起して汁を垂れ流す裕太の肉棒を撫で。

(あああああ! れちゃうぅっ! ち○ぽ挿れられて、課長が聞いてる前でっ、おしっこれちゃうっはぁああんっ!!)

ちょろっ、ジョボ、ジョボボボボボ……
こぼれないよう男に握られた肉棒から、小便が溢れ出て便器に伝い落ちた。

「ふぁっ……ん、ぁ……」
「……樋野君?」

課長が、普段聞かないような困惑した声音で裕太の名を呼ぶ。
――ごまかさなくては。快感と羞恥でぼうっとしてしまう頭で、なんとかそう思い直す。

「かちょう……俺、ちょっとっ、ん、腹のぐあいが、わるくてっ……。あのっ、ちゃんとだせたらっ、かえりますから……」
「……そ、そうか」

課長は少し逡巡した様子だったが、やがてトイレから出て行った。

「はぁ……ひっ、やぁああああんっ!!」

ほっとする間もなく、興奮して息を荒げる男に激しく抜き差しを再会され、裕太は堪えていたいやらしい声を抑えることもできず喘ぐ。

「はぁっはぁっ、恥ずかしいのが気持ちいいんですねっ? 変態っ! おしっこしてるとき、俺のおちんちんきゅうきゅうに締め付けてっ、イキそうになっちゃっいましたよっ!」
「ああっ、あっ、うっふぅ、はぁんっ、あんっ、あぁんっ! あっ、ひあぁんっ!」

否定する気にもならなかった。男の太いものに中をゴリゴリと擦られ、今度は精液を出したいということしか考えられなくなる。

「あああっ、やらぁっ、もっ、れちゃうっ! オチンチンでごりごりされてぇっいっちゃうよぉっ!!」
「っ、いいですよっ! トロトロのケツマ○コでオチンチンくわえながらっ、はぁっ、おしっこ出したところから精液撒き散らしてっ!」
「あああっ、あんっ、ヒィアアッ、いくっ、れちゃうぅっ! ケツマ○コでぇっいってるよぉっあっひぃあああああっ!」
「ハァッ、俺も、出しますよっ! 淫乱ケツマ○コの中に、いっぱい出してあげるっ、うああっ!」
「やああぁっ、中はらめぇっ!! あああぁっ、あぁっ、アンッ、はぁんっ、れてるよぉっ、せいえきがぁっもっうごかさないれぇえええっ!!」

精液を吐き出して激しく収縮する尻穴に、男の肉棒もまた爆ぜて大量の精液を裕太の中に注いだ。
イッた後も中々治まらないオーガズムに、裕太は肉棒をくわえこんだままビクビクッと震え続けた。

end

prev text