もしも生徒会長のオナニーがバレたら 02
あり


会議室には生徒会役員や各委員会の委員長達がずらりと並んでいる。男子校なので当然男ばかりである。
その中で今、密かに淫らな行為にふける者がいた。

「会長、どうかしましたか」

上座で肩を震わせているこの場のトップに、誰かがそう言いだした。

ヴーーーーー……

(あ゛あぁっ…ぁひぃっ、あっアッ、だめ、声でちゃう、ローターきもちよすぎておかしくなるっ…! あぁあッ)

見目麗しく優秀な生徒会長である及川雅臣のアナルの中にはローターが挿入されていた。細かい振動が粘膜を叩き続けて得も言われぬ快感を生み出して脳を蕩けさせる。
最早冷静に発言することなど不可能だ。背に腹は変えられないと助けを求めるように隣を見たが、副会長である夏目の姿はなかった。他の生徒会役員もいなくなっている。
会議中だと言うのに、いつの間に。しかし周りの誰も彼らがいないことに気をとめてはいないようだった。

「はぁっ……っ」
「やはり具合が悪いのでは。会長――」
「やっ、あぁッ」

ふいに議長に肩を触られ喘ぎ声が漏れてしまった。議長は驚いたように目を見開き、部屋全体にもざわりと不穏な空気が流れる。

(やああッらめぇっ見ないでっローターオナニー見ないでぇえっ、あッはぁっはあっ……)

「様子がおかしい。僕が見てみますよ」

ついに保健委員長がそう言い出して立ち上がった。

「っっ! だめっ、ぁっ、大丈夫、だからっ、はぁんっ…」

ヴィィィィィ…………

「どこが大丈夫なんですか、そんな声を出して」

椅子があちこちでガタガタと鳴る。他の委員長たちも次々上座のほうへ近づいてきた。

「会長、苦しいのですか。横になったほうが楽かもしれませんね」
「俺がやってやるよ」
「やっやめろっ、ひっ…!」

二人がかりで体を持ち上げられ、長机の上に寝かされてしまった。
今まで机の下に隠されていた下半身が皆の目の前に晒される。

(見られて……っ! ぁあっ、いやっ、だめだっ、ひああッ…)

勃起が知られないように雅臣は必死で身を捩る。腰をくねらせるような仕草に誰かが息を呑む気配がした。

ヴーーーーーー…

(あぁ〜〜っ…もっ駄目、いっ…いっちゃっ…らめぇ、こんなとこでイッたら何もかも終わっちゃう…っあッあぁん…)

「……変な音がするな。先程のは気のせいじゃなかったんだ」
「どこから聞こえる?」

いくつもの視線が雅臣に――その淫らな下半身に集中する。

ゾクゾクゾクゾクッ

深い絶望と倒錯的な興奮で体が震えた。

「会長の服の中から聞こえる。脱がせてみるべきだ」
「いやっ…やめっ、んっ、はぁはぁっ…」
「じっとしていてください」

ただでさえ腰砕け状態なのに、体格のいい体育委員長に拘束され、なすすべもなかった。
ジャージのズボンは議長の手によって瞬く間に引き下ろされた。

「ひああっ…見るな、お前たち、俺を誰だとっ…うあッっ」
「何だこれ……あんなに勃起させて」
「パンツがびちょびちょに濡れてる。まさか会長が漏らしたのか?」
「あぁっ…いやだ、見るなって言ってるのにぃ……はぁっうぅ」

ローターは今も振動し続け性器のように敏感になったアナルの中を刺激し続けている。勃起したペニスが先走りで濡れたパンツを押し上げているところを皆に見られているというのに、虚勢すらまともに張れなかった。

「何かコードがパンツの中に伸びてますね。バイブ音の正体って……」
「おい、早く脱がせろ」
「俺が脱がせる!」

男たちの殺気立ったような凶暴な視線を向けられ肌が粟立つ。いつも冷静な議長はこんな状況でも取り乱すことはなかったが、低く囁くような声で

「会長、どうなっているのか見せてもらいますよ」

と言い、パンツまで下ろしてしまった。
その手つきは途中までは優しいものだったが、勃起して反り返るペニスとアナルの中に繋がっているコードを見ると、強引に脚を開かせアナルを凝視してきた。
ひっくり返ったカエルのような体勢にされ、あまりに淫靡な局部がその場にいる全員に晒されてしまった。

(あ゛ああああッ! 見られてっ、見られてぅっ、らめっ、アナルすごいっ、アナルおかしくなるぅっ! いきそうっ出したい出したいっ…、イッちゃだめなのに、みんな見てるのにっあッあぁあんっ)

今まで積み上げてきた生徒会長及川雅臣という完璧な人物像が完全に崩れ去ってしまった。どれだけ蔑まれても汚物のように罵倒されても文句は言えない。
深い絶望の中にありながら、雅臣の体は絶頂のような興奮に包まれ、腰を淫らにびくつかせていた。

「か、会長……なんていやらしい……」
「見られて腰痙攣させてやがる。ド変態じゃねえか」
「まさか完璧で隙のない会長が、会議中にこんな」
「尻に何を入れてるんだ? もっとよく見せろ」
「会長、これを抜きますね」

議長が有無を言わせずローターを引き抜いた。

ずっ、ずぷ、ずぷっ、ぬぷんっ

「ひっあぁああんッ!」

内壁を振動しながら擦って出ていくローターに、部屋中に響くような大きな喘ぎ声がでてしまった。

「うわ、ピンクローターじゃん」
「会議してる間もずっと尻の中に入ってたのか。俺と話したときも……」
「聞いたか今のエロい声」
「人を見下すような澄ました顔をしながら、本当はずっと隠れてこんなオナニーしてたってことか。信じられねえ変態だな」
「はぁっはぁっ…ちが、ぁああ……」

体育委員長が低く掠れた声で蔑んでくる。ずっとしていたわけじゃないと否定したかったが、興奮で息が上がって、ジンジンとアナルが狂おしいほど疼いていて、うまく言葉が出てこない。

「――会長、この玩具はどういうことですか。彼が言うように、オナニーするために自ら入れたのですか」
「はぁっ……ちが、」
「本当に?」
「ひっ、やめ…ぅあッ、あ゛ああんっ!」

ぬぷ、ずぷ、ぐり、ぐり、ずぷううううっ!

議長が、ローターをアナルにあてがい、指ごと奥まで押し入れてきた。アナルは突然侵入してきた異物をきつく締め付け、そのせいで性感帯をごりごり擦られる。

「あ゛あぁッ! あんあんあんっ! あひっらめっあ゛っおあぁっ」

「うわすげえ……、喘ぎまくりじゃん」
「会長……ローターでそんなに感じるんですか」
「見ろよあの顔。女でもここまでならないだろ。開発済みのメスって感じ」

美形だが軽薄な口調の美化委員長、やけに雅臣を慕う保健委員長、印象が薄く話したこともなかった文化委員長が言葉で煽ってくる。
今まで雅臣が受けてきた感情は、尊敬、憧憬、嫉妬、敵対心――そういったものばかりだった。
今は失望や蔑みを口に出しながら、皆ギラギラと異様な熱が篭った視線を無遠慮にぶつけてきている。

(あぁああッ……バレた、俺がド変態なの皆に知られてしまった…っ、感じまくりのアナル見られてるっ。誰もが羨む俺だったのに、これからはずっと人前でローターオナニーする変態として蔑まれ続けちゃうぅっ…!)

ヴーーーーー!
びくっびくびくっびくんっびくんっ

「っ、会長、答えてください。あなたは自らこのローターを入れ、何食わぬ顔で俺と接していたんですか」
「ちがっああっひぁっちがうっ…あへっ、抜いてっもう抜いてぇっ、おかしくなっちゃううっ!」
「ちゃんと納得するように言ってくださるまで抜けません。ほら、どうなんですか」

ぐりっぐりいぃっ、ぐりゅっぐりゅっぐりゅっ、ずぷっずぶんっ

「お゛ぉっ、あひっらめっらめぇええっあ゛ッひっああーっ…」

議長が激しく指を抜き差しする。ずっぽりハメられるたびにローターが奥に押し付けられ、強すぎる快感にもう何も考えられなかった。

「あ゛あああぁーっ許してっ、あひっおれっローターでオナニーしてたっ、おぁあっ、見られるのきもちよくてっ…ひぁあッ」
「気持ちよくて……? 皆にこうやって暴かれるリスクもあるというのに、我慢できなかったんですか」
「あへッあひぃっ…ローターオナニー我慢できなかった…っ! ひっはぁっはぁっおれはっ見られると感じちゃうド変態ですっ……あ゛ッいぐっらめっもうらめぇっでちゃうっ、お゛ぉっあ゛あああ〜〜っ!」

ズブッズブッズブッズブッぐりぐりぐりぐりぐりぐりッ!
びくびくびくびくっ びゅっどびゅっ、ビューーーーーッ!

「あひぃっ、あッヒッああぁあッ、ぉおっ、はああぁんっ」

机がガタガタと揺れるほど全身を震わせながら、雅臣は激しい絶頂に達した。
議長に責められるがまま全てを認め、卑猥なことを口に出してしまった。その瞬間の快感はあまりに壮絶で、今までのオナニーが子供の遊びに感じるほどだった。

「マジかよ……エロすぎだろ」

誰かが掠れた声で呟く。息が上がっているのは雅臣だけではなかった。

「――仮にも生徒のトップがこんな変態行為してたんだ、罰を与えなきゃいけないよな?」
「そうだ、俺たちに見られながら隠れてオナニーしてたなんて、許せない」
「勝手に俺をオカズにしてたってことだもんな……」

皆が口々に責め立ててくる。
解任はもはや避けられないだろう。更にこの話が全校に広がったら――絶望的な想像にゾクゾクした。

「はぁっ、会長……っ」
「ひぁっ…!?」

突然、熱くて硬いものが頬に当たった。驚いて見上げると、保健委員長が顔に似合わぬビキビキに勃起したペニスを押し付けてきていた。

「おい、抜け駆けするな」

信じられないことに、一人がそうすると他の者も堰を切ったように次々とペニスを取り出す。 そのどれもが血管が浮き出るほど勃起して上を向いていることに、雅臣は戦慄して震えた。
かばってくれそうな生徒会役員はおろか、こういった行為を嫌悪しているであろう風紀委員長もいつの間にかいなくなっていた。

「なあ会長、ハメてほしいんだろ? こんな変態オナニーして、男が好きで仕方ないんだよな」
「はぁんっ…、ちがっ」

狩りを楽しむ獣のように凶暴な顔をした体育委員長に、雅臣は必死に否定する。

「違うっ…俺は、オナニーしてただけで、男なんて好きじゃないッ、汚いものを押し付けるな、はぁあっ…」
「汚いとは失礼だな、俺たちの前でオナってたくせに」
「そ、そうだ。本当はち○ぽハメられて犯してもらう妄想して感じてたんだろ?」
「ケツの穴で女の子みたいにイってアヘ顔晒しておいて、説得力ないよ」
「ちが……はぁっ、ちんこなんて気持ちわるいだけ…っやっ、あぁ…」

本当に違うのに。雅臣は身を捩ってできるだけペニスから逃れようとするが、その動きは弱々しく誘っているようにしか見えなかった。

「へえ。そこまで言うなら、まさか気持ち悪いち○ぽなんかで感じるわけないよな?」
「あたりまえっ…ひあああッ」

体育委員長が、巨大な勃起ペニスを雅臣の下半身にゴリゴリと押し付けてきた。

「ほら、何いやらしい声出してんだ? 本当に嫌なだけならすぐにやめてやるけどそんな声出されちゃな」
「いやっあぁっ…アッんッんんッ…」
「そうだね、俺も本当に会長がち○ぽ好きじゃないのか確かめてあげるよ」
「お、俺も…っ」
「おい場所空けろよっ」
「んーっ…! ひっふっぅ、んっ」

男達は次々に勃起ペニスを押し付けてくる。顔、腕、脇腹、足の先まで――。
屈辱的なのにゾクゾクしてたまらない。雅臣は声をだすまいと口に手を当て耐えたが、その手も強引に引き剥がされペニスを握らされてしまう。

「会長、ジャージを脱がせますよ」

議長が淡々と、やけに熱い手でジャージを脱がし、下に着ていた体操着を捲りあげると、視線が集中した。

「――うわー、会長の乳首勃ってるじゃん。色も何かエロいし……」
「会長、ここもオナニーに使っていたのですか」

女相手みたいな卑猥なことを美化委員長に言われ、議長に容赦なく問われ、雅臣は顔を赤くしながら首を振る。
男の乳首なんて意味のないものだと思っていたのに、今は何故かものすごく見られてはいけないものを見られたような気がして羞恥心が湧き上がってきた。

「ここはいじったことがないのですか。なら――」
「っんあぁんっ! んっはひっ、はっんんッ」
「こんなことをしても感じるはずはないですよね?」

議長は硬いペニスを乳首に擦りつけてきた。

ずりっ、ずりっ、こり、こり、くりくりっ

「んっはぁあっ、んっアッやぁあっ」

張り詰めた亀頭の先端が何度も乳首を押しつぶす。ペニスを触るのとは違う種類の切ない快感が乳首から下半身に走り抜け、我慢しようとしても腰がびくびく跳ねてしまう。

「うわ……澄ました顔してエロいことするね議長。俺にも乳首ズリさせてね会長」
「ひっらめぇっ…乳首やッ、ふぁっあ゛はああッ」

美化委員長は笑いながらも少し早口で言うと、もう片方の乳首にペニスを押し付け始める。
先走りで濡れた勃起は滑りよく乳首を刺激し強烈な官能を与えてくる。

ぬちゅ、ヌッ、ヌッ、ぬりゅっ、ぬりゅっ、ぐりっぐりっ、ぐりゅっぐりゅっぐりゅっぐりゅっ

「っあー、この絵面すげえ興奮する。鈴口に会長の可愛い乳首ゴリゴリすると気持ちいいよ。会長も気持ちいいでしょ。エロい顔してる」
「あひぃっ…よくな…アッあんっあんっらめぇっ」
「そんな声を出しておいてよくないだなんて……会長ともあろう者がそんな見え透いた嘘をついてはいけませんよ」
「あぁんっ強くしないでっ、あッあひっい゛ぃっ」

快感を我慢しきれず悶える雅臣の姿に、男たちの熱はどんどん煽られていく。
手に握らせ、無理やり脇に差し入れ、足の指先まで使い――全身を興奮したペニスに犯され、雅臣の理性は崩れていく。

「ひいっ、脇やめっ、くすぐった…あ゛ひっんっへああっ」
「会長、脇まで感じるんですか? あー会長の脇ま○こ気持ちいいっ」
「ほら扱けよ。ち○ぽ好きなんだろうが」

脇をペニスで擦られるとくすぐったくてゾクゾクして、犯すように腰を使われると本当にそこが性器になってしまった気がする。
握らされたペニスは熱く脈打っていて、男が自分に欲情し昂ぶっていることを実感させられる。

「あ゛ひぃっもっだめええっ…い゛ひっはっあああ」

あちこちで濡れた勃起が押し付けられるいやらしい音がする。
屈辱的なのに興奮する。口ではいくら否定しても与えられる快感はすさまじく、おかしくなりそうだった。

「会長、こちらを見てください。――ああ、いいですよ」
「っ? なにしてっ…ぁひっあんあんっ」

議長が乳首ズリしながら、スマホをこちらに向けている。一瞬何をされているのか分からなかったが、顔から卑猥なことになっている乳首にスマホが向けられ、動画を撮られているのだと気づく。

ゾクゾクゾクゾクッ! びくっびくんっ

「やめっアアッ、撮るなっ、んっあっとるな、い゛ああぁっ」
「撮りますよ。あなたがこんな淫乱だなんて、証拠がなければ教師も生徒も誰も信じないでしょう。俺だって未だに信じがたいのですから。ちゃんと会長のいやらしいところを、全て記憶しておきますからね」
「ずりいぞ。俺も撮る」
「くそ、俺のスマホ手元にない。後でデータ送ってくれよ」
「あ゛ッ…ひっ、あぁあ……」

複数のスマホが雅臣に向けられる。乳首も脇も手も足もペニスに犯され、だらしなく蕩けた顔をしてよがり声を上げている様が全部撮られているのだ。
もう何もかもが手遅れだというのに、雅臣の体は撮られていることにすら興奮しいやらしい汁がペニスから溢れてくる。
体育委員長がいきなり雅臣の脚を掴み、間に昂ぶった巨大なものを差し込んできた。
アナルが、ひくんひくんと激しく収縮して切ないほど疼く。

「い゛アアァッ、やっ挿れないでっ…! はひっ、はっああっ」
「挿れねえよ。何期待してんだ? こうすんだよっ」
「あッ、はっん、あっあんっ!」

体育委員長はペニスを雅臣の股に挟んだままピストンを始めた。素股というやつだ。

ずりゅっじゅりゅっ、ずりゅずりゅずりゅっ

「はっあッあんッあんッああんッ」

アナルやペニスが、乱暴にピストンする肉棒に激しく擦られる。
確かに挿れられてはいない。だけどこれはほとんどセックスではないか。力で押さえつけられ犯されている。

「ひああっアンッあんッやあっらめえっあ゛ひっあッんひぃっ」
「あーエロすぎっ」
「本当にペニスが好きなんですね、ものすごいアヘ顔になってますよ」
「脇もま○こみたいにエロい…はぁっ会長にぶっかけたいっ…」

乳首や脇を犯す動きも激しくなる。硬いペニスで散々嬲られた乳首は張り詰めて異常に敏感になり、擦られるたびにびゅっびゅっと先走りが飛び出てくる。
何人もの男に全身を責められ、快感と倒錯的な興奮で何も考えられなくなりそうだった。

「ほら認めろよ。ち○ぽハメてほしくて仕方ない変態なんだろお前は」

体育委員長が、低く色気漂う声で堕としにかかる。

「あひぃっ…ちんこやだあぁっ、もっらめっあッあうっンッ」

それでも雅臣は最後の理性を失うまいと必死に訴える。
今でさえおかしくなりそうなのに、もし完全に堕ちて受け入れてしまったら。
自分が自分ではなくなり――ペニスのことしか考えられなくなってしまいそうで、怖くてたまらないのだ。
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