魔王の観察 02
あり
教室にまお君がいる。まお君は上には体操着を着てるのに、下は穿いてなくて生足をさらけ出していた。
魔王のくせになんて間抜けな格好をしてるんだろう。
「一色、俺の短パンを知らないか」
「は? ……そんなもの知るわけないじゃん」
俺は咄嗟にしらばっくれたけど、内心動揺した。
まお君の短パンを持ち帰ったのは俺だ。でも別に意図があったわけじゃない。俺が変な意味で短パンを盗ったなんてキモい誤解されたらたまらない。
大体まお君のこんな変な格好を喜ぶのはあの変態オナニー野郎くらいだろう。あいつがこの姿を見たら――と思って辺りを見回したが、教室には俺たちしかいなくて廊下にも人の気配はない。
二人きりだと分かると、何故かまたちょっと動揺してしまった。
「まお君さあ、そんな変な格好して恥ずかしくないの?」
「何だと?」
「体操着に下は何も穿かないとか、可愛い女の子がしてたらエロくて興奮するやつだけどさあ。魔王がそんな格好してるなんて笑える」
ちょっと八つ当たりみたいに言うと、まお君はかっと赤くなった。
ぞくりとした。いつもはからかわれても相手にせず聞き流してるのに、そんな反応されるのは予想外だった。
恥ずかしそうに俯きながら、生足が恥ずかしくなったのか体操着を下に引っ張って必死に隠そうとしてる。
「くっ……短パンがないから仕方がないのだ。じろじろ見るな」
「は? 別に見てないし。自意識過剰だよまお君」
と言いつつ俺はまお君のほうに近づいていった。
マジで何なのこの魔王。体操着が引っ張られているせいで肌にはりつき、乳首が透けている。
小さくてピンク色の乳首で、乳輪の形まで見えてる。……だから何だ。そういえばあのキモい魔族はまお君のピンク乳首がどうだとか言ってシコってた。やっぱり見たことがあるのか。
何だかイラっとして、俺は吸い寄せられるようにそこへ手を伸ばした。
「あんっ! なにっ…あッあぁっ」
まお君はひっくり返った声を出して、体がびくりと跳ねた。俺は一瞬息を飲んで、でも指は止まらず乳首をいじり続ける。
「まお君乳首感じるの? 魔王のくせに」
「ちがっ、感じてなんかっ…あぁんっ、はぁっ、ん、んぁっ」
「何が違うんだよ。そんなエロい声出して、腰もびくびくしてるし…」
こすっこすっ、くにっくにっ、くり、くり、くりくりくりくり
最初は柔らかかった乳首を揉みしだいていると、段々硬くしこってくる。まお君は必死に堪らえようとしてるけど声を抑えることもできてなくて、明らかに感じてるやらしい顔をしながら体をびくつかせている。
それを見てると、信じられないことに俺の下半身まで硬くなってきて息が上がる。
予想外の状況だけど
やめるって選択肢は浮かばなかった。俺は勃起した乳首を体操着ごしに指で挟んで捻ったり、ぐりぐり押しつぶしたりして弄った。
くりっくりっ、ぐり、ぐり、ぐりゅっぐりゅっぐりゅっぐりゅっ
「あぁっ…、や、んっ、あッあッ!」
「強くするのが好きなんだ……硬くなってる」
まお君の小さい乳首はぷっくり充血して硬くなって、性的に感じてるのが分かる。声を我慢できず喘ぎながら、下半身をもぞもぞ動かしてる姿を見下ろして笑いながら、頭の中では変な衝動が沸き上がっていた。
「もっやっ…あんっ、やめッ、んんっ…」
「何で嫌なの? こんなにコリコリにしてるくせに」
「だって…ぁんっ、ちくびっじんじんして、変になるっ…あッあひッ!」
ぐりっ、ぐりっ! ごりゅっごりゅっぐりぐりぐりぐりっ
目元を赤くしたトロ顔で見上げられ、俺はかっとなってまお君の乳首を思い切り押しつぶした。そうするとまお君は腰を思い切りびくびくさせて、俺の体に下半身を擦りつけてきた。
見るとまお君の下半身は勃起してて、しかもかろうじてパンツを隠してる体操着まで濡れてるから相当びしょびしょになって感じてるのが丸わかりだった。
「やらしー……乳首だけでビンビンにして濡らしちゃったんだ」
「あぁんっ! あっあんっひっあふっ…」
ぬちゅ、ぬちゅ、くちゅくちゅ
片手で乳首を弄ったまま、まお君のチ○ポを握る。
そう言う俺のチ○ポもバキバキに勃起して、先走りで濡れている。
男の乳首弄っただけでこんなになるなんて普通ありえないし、まお君にそこを指摘されたら屈辱……なんだけど、俺は衝動に逆らえず勃起チ○ポをまお君の体にぐりぐり押し付ける。
「あー…ハメたい」
無意識に呟いていた。チ○ポを扱いてイくところも見たかったけど、それより別の欲望が勝ってまお君のチ○ポの奥へと指を伸ばす。
「なにっ…あッあんっあぁぅ…」
まお君は魔王のくせに大して筋肉もなくて細いけど、お尻は結構弾力があって指に吸い付いてくるみたいだ。ぐにぐに揉んでるとエロい気分が増してくる。
「はぁっ……まお君」
「やっ……あッ、そこやだっ、ひあぁッ、うぅっ」
ひく…ひく…、ぬっ、ぬちゅ、ぬちゅ、ぬぷ…
そこは濡れてひくついていて、触ったら誘うみたいに指を吸ってきた。
俺は躊躇いなんて全然ないまま、勢いよく指をハメた。
ぬぷ……っ、ずぶ、ずぷっ、ぬぶぶっ…
「あ゛はあぁっ! あぅっ、ひあっ、いや…っひ、んぅ……っ」
「……っ」
中はめちゃくちゃ狭くて熱くて、指を絞るみたいにぎゅうぎゅう締め付けてくる。一度抜いてまたねじ込むとまお君が腰をびくびくさせて、ひっくり返った声を上げる。
これは突っ込まれるための穴だ。あのオナニー野郎も他の魔族だって、ここにチ○ポをハメることを夢想して毎晩のようにシコってたんだろう。
「まお君、おま○こ気持ちいい? 俺の指ずっぽり咥えこんでるよ」
「あぁんっ、ちがうっ、おま○こじゃない…、アッあんっあんっやぁあっ」
「何が違うんだよ、指マンされて女の子みたいな声上げて、ぎゅうぎゅう締め付けてきてるくせに。魔王ってド淫乱だったんだね。男なのにこんなところをおま○こにしちゃってさ」
「あ゛ひっ、んっあっあんっあんっ」
ずぶっずぶっぬぶっぬぶっぐりぐりぐりぐり
言葉責めをして、恥ずかしそうに感じているまお君を見ると何かが満たされていく感じがする。
俺は指マンを続けながら、ビンビンに勃起したままの乳首を舐めた。
「お゛ぁっ、あひっ、らめぇっあッあんっあああ〜〜っ!」
「んっ……、ん、ちゅ、ふっ…」
れろ、ちゅ、ちゅく、ちゅっちゅくっ、くりくりくりくりっ
ずぷっずぷっぢゅぶっぢゅぶっ
まお君の体は気持ちよさに震えっぱなしで、乳首を舐めたり噛んだりすると中がぐねぐね動いて俺の指を吸う。
感じすぎて脚ガクガクしてるのがエロくて滅茶苦茶にしたくなる。
このいやらしい穴に俺のをハメたら……と想像したら意味が分からないほど興奮する。
狭くて熱くてきつきつで、でも狭すぎて俺の勃起チ○ポで突かれたらまお君が相当苦しいかもしれない。
欲望に苛まれながら指マンする手を止めると、なんとまお君は自分から腰をくねらせて中のコリコリしたところを俺の指に押し付けてきた。
「あぁあっ…やっ、もっとして、奥ずぼずぼしてぇ…っあッあっ、ん、ひああっ」
脳みその血管がブチ切れるみたいな感覚がした。
わかった。まお君は魔王なんかじゃなくて淫魔だったんだ。俺の精気を吸い取りつくす気に違いない。そうはさせるか。
「はぁ、はぁ……まお君、もっと太くて硬いので突きまくってあげようか」
「はぁあっ…かたいの…っぁっう」
「そう。おち○ぽ挿れてって言ってみて。エロく言えたらいいところグリグリしてあげるよ」
まお君は顔を赤くして、涙目になって羞恥に震えている。
「ぁああっ…一色のおち○ぽっすごいっ…これ、挿れて……っ、俺の淫乱なおま○こにハメて、中いっぱいごりごり擦ってぇ…激しくして、中出ししていいからぁっ……あひぃッ」
「っ……このっ…」
誰もそこまで言えとは言ってない。だけど俺のチ○ポはさっきからドクドクいってて限界寸前だった。
それ以上言葉で責める余裕はなく、俺はひくつきまくってるおま○こに反り返った勃起チ○ポをねじ込んだ。
ずぶっ……ずぬ、ずぶ、ずぶぶぶぶっ…!
「あ゛あ゛ッ、あ゛あ゛〜〜ッ!」
ゴリッゴリュッ…!
びくびくびくびくっ!
びゅっびゅくっびゅくっ、びくんびくんっ
「うっ……はっ、すげ…」
奥までハメると、中を強く擦られたのに感じすぎたのかまお君が激しく痙攣しながらイッた。精液が腹や胸まで飛び、まお君の中は熱くてねっとり痛いほどチ○ポに絡みついてくる。
「ははっ…まだハメただけなのにイっちゃったんだ…っチ○ポ触ってないのにおま○こだけでイくなんて、女の子みたい。女の子でもここまでのド淫乱はいないけど」
「あ゛ひっ、うごかなっ…あ゛ッう、イってる、い゛ってぅから、らめ、お゛っ…あああっ!」
まお君を嘲笑いながら、実際には俺もイきたくて仕方ないのを我慢してる状態で、もう駄目だった。
トロ顔で泣きながら動くななんて言われても煽りにしかなってない。
俺は最初からガンガン打ち付けるみたいに激しくピストンした。
ぐぽっぐぽっぢゅぶっぢゅぶっパンパンパンパンパンパンッ
「あ゛ひっい゛っやっ…あッあんっあんっあ゛あ〜っ!」
「はぁっはぁっなんだよこのおま○こ…っまお君気持ちいい? 感じる?」
「い゛ぃっ…あ゛ひっ、い゛いっおち○ぽきもちいっ…! よすぎておかしくぅから、もっとゆっくりっ、あっあッあんッああッ」
「んっ……」
ぐぽっぐぽっぐりっぐりっぐりっぐりっ
ちゅっ、れろっれろっ、くりくりくりくりっ
俺は激しく中を犯しながら体操着をまくり上げ、まお君の勃起乳首を吸った。
そうするとヤバイくらい中がうねって、興奮して、もう出したくてたまらなくなる。
「はぁっ、イくよ、中出しするよ、まお君…っ」
「あ゛っらめっお゛かしくなぅっ…あ゛ッあ゛ッあ゛あ゛あっ…」
ズブッズブッズブッズブッ、ぐぽぐぽぐぽぐぽっぐりぐりぐりぐりぐりぐりっ
乳首を責めながら高速で腰を振りまくる。気持ちよすぎてこっちまでおかしくなったらどうするんだ。
「あっ、イくっ、まお君のおま○こに中出しっ…出すよっ」
「あっあッあんッあんッんっあ゛ッあひっ、おれもっ、おれもまたいくっ、おちんぽでイっちゃうっ…、イ゛ッ…あ゛あああ〜っ!」
パンパンパンパンパンパンッ!
ビュッビュルッ、ドビュッドビュッ、ビューーーーーッ
「あ゛ひっ…あっあんっ、い゛っ…でてるっ、奥に、あぁあん…」
「はぁはあっ……まお君…っ」
まお君の中が搾り取るみたいにぐねぐね動く。一番奥に膨れ上がったカリを叩きつけた瞬間、ぶっ飛んだ絶頂感が襲ってきて、大量の精液を中出しした。
まお君もまた中イキしてビクビク痙攣してる。クソエロい。
はっきり言って人生でダントツで気持ちよかった。俺は信じられないような気分になりながら、チ○ポを引き抜く感覚にも感じながらままお君を抱きしめる。
あっという間にイってしまった。早漏だと思われたら心外だ。全てまお君が人外の淫乱なのが悪い。
「まお君……気持ちよかった?」
「ん……」
まお君は恥ずかしそうに目を逸らす。駄目だまた勃起する。
正直一発目は半分正気が飛んでて楽しむって感じじゃなかった。今度は俺が早漏じゃないことをじっくり分からせなくてはならない。
俺はあっという間に硬さを取り戻したチ○ポを再びまお君のお尻に押し当てる。神経が焼ききれそうなほど興奮していた。するとピピピという電子音が響いてきた。うるさいな、まお君の喘ぎ声が聞こえにくいだろ。
◆◇
ピピピピピピピピ……
「……あ?」
目覚まし時計が高い音を立てている。いいところだったのにふざけるな。
でも、何がいいところだったのか思い出せない。何だかとてつもなくエロい夢を見た気がする。気がするけど内容が思い出せなくてモヤモヤする。
っていうか下着の中が濡れてる。こんなことやらかすのいつ以来だろう。パンツは洗わなきゃいけないしエロい夢の内容は思い出せないし、ムカつく朝だ。
ベッドから起き上がると、足元に短パンが放ってあるのに気づいた。まお君のやつを持って帰ってたんだっけ。
それを見たら無性にムラっと……じゃなくてイラっとした。学校に行ったらあいつをからかって憂さ晴らしでもしてやろう。
end
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