初めての自由恋愛 02


あり

「や、やめてください、俺、もうこんなこと……」
「物分りが悪いな。俺にエッチなことされるの大好きなくせに。あのときだって最初は違う違うって言ってたけど、途中からはアンアン喘いで、おま〇この中擦られるの気持ちいい、って白状したじゃん。すっごいやらしかったよ」
「……っ、あのときは、俺、おかしくなってて、ひあっ」

いきなり耳を噛んで、軽く舐められた。ただでさえ淫らな言葉責めにゾクゾクしていたところを。不意打ちの出来事に腰が跳ねたのを隠せなかっただろう。
シュウが残酷に笑う。

「あのときだけ? 耳だけで声出して、相変わらず体は敏感みたいだけど」
「んっや、舐めないでっ……んっ、あっ」

耳元で水音がしても不快感はない。むしろ熱くねっとりとした粘膜で薄い皮膚を舐られると気持ちよくて、もっとその先を連想させられる。
――やっぱり、シュウのいいようにされてしまうのか。
気持ちいいのに無性に切なくて、変な気分になってくる。

「だって、だって今も俺っ……大学では、寝取られた可哀想な男だって目で見られるし……」
「ん……」
「あっあっ……恭平も、勝手なことばっかり言うし。シュウのことだって、忘れたいのに全然忘れられなくて、男なのに変な体になっちゃったって……」

なんだか泣きたい気分になってきた。暴露するとシュウの熱い息が耳にかかる。そして優しく、あやすように頭を撫でられた。

「そっか。辛かったんだね。……よしよし、嫌なことなんて全部忘れよ?」
「ん……」

少し険のあったシュウの声が、蕩けるように甘くなった。甘やかされると弱いとわかってやっているのなら、やっぱり売れっ子ホスト恐るべしだ。
それでもチョロい直哉は甘えてしまいたくなる。淫らな行為は気持ちよすぎて怖いけど、こうやって優しくされるだけなら、出張ホストにハマる人がいるのも頷ける。
しばらく身を委ねていると。

「……あー、ごめん、勃ってきた」
「え、ひぁっ……」

ごりっ……ごりぃっ……

「ナオもムラムラしない……? するよね。ほら、俺の擦りつけたらメスの顔してる。……すごく気持ちいことして、今度こそ嫌なことなんて全部上書きしちゃお」
「やっ……あっ、待って、んっああっ」

硬くて熱いものを擦りつけられて力が抜けて、そこからはもう流されるしかなかった。最初のときと同じだ。こっちは客なのに――いや、今は金を払っていないから客ではないのか。では一体何なのだろう。思考は快感に押し流されてまとまらない。

「はぁっ……はぁっ……や、やっぱり待って、こんなこと」
「気持ちよくしてあげるから、乳首見せて」
「〜〜っ、だめ、あっあぁッ」

気づけばベッドに押し倒され、半裸にされていた。シュウの誘導はプロ中のプロだけあって見事だった。
シュウは肌を撫で回しながらそっとシャツを持ち上げた。外気に晒された乳首がじんじんと疼く。そこを触られたらまずいという予感はすぐに現実のものになった。
指先で軽く転がされただけで、痺れるような快感が走る。

くにっ……くり、くりくりっ……

「あっあッあぁんっ」
「ほら、ちょっと触ったらもう乳首凝り始めてるよ」
「ひぁっ…んっおっ…だめ…っ、あっんっああぁっ…」

上に跨がられ、マウントを取られた体勢で好き勝手に乳首を嬲られる。左右同時に人差し指と親指で摘まれ、指を擦り合わせるようにして刺激される。
まだ柔らかかったのに、無理矢理乳輪に埋もれていたところを引っ張り出されて、そんな風に快感のための擦り方をされたら、勝手に勃起してしまうのも仕方がないじゃないか。

こすこすこすこすっ……くり、くりっくりっくりくりくりくりっ

「あっあッあひっあへぇっ…あっあんっあンッん゛〜〜…」
「気持ちいい? トロ顔になっててエロい」
「んっあぁんっ…それ、だめっ、あっいっ…ひぁっお゛っんっふ…」
「ねえ、この前は初めてだから変になってるとか言ってたけど、これどう見てもモロ感だよね。今日はシラフだから酔ってるって言い訳もできないよ。乳首で腰までビクビクさせて……、ほら、くりくりするのが一番好きだよね、ナオは」

淫らな言葉に下半身がきゅん…としては否定のしようもない。
乳首が感じる。あの時と比べても遜色がないどころか、久しぶりのシュウの愛撫を待ちわびていたように、溜まっていた疼きが開放されて悦んでいる気さえする。
少し前まで平凡なただの男の乳首だったのに。感じるなと言い聞かせても何の気休めにもならないくらい、触られると強制的に快感を引き出されて声が出る。

「やぁッあんっ怖い…ちくび、乳首らめぇっ…あっあっあッ」
「気持ちいのが怖いの? 何か無垢な子に無理矢理してるみたいで背徳感があるな」
「あぁんっ…じゃあ、ちょっと止めて…っんっあっあひっんああっ」
「当然止めないけど。……ナオがまた気持ちよすぎて素直になって、気持ちいい、もっとして、ち〇ぽハメて……って言えるまで、いっぱい可愛がってあげるよ」
「ふああぁっ…やっ、あんっんっおっ、んぉおっ…」

とびきり色っぽい声で不穏なことを囁かれ、また下がひくついて腰が揺れる。
「ち〇ぽハメて」なんて言った覚えも言うつもりもないけど、乳首をくりくりされながら言われると、自分が本当にそれを望んでいるような――、淫らな「メス」であると、錯覚してしまいそうになる。

「よしよし、乳首気持ちいいね……?」
「あっあ〜〜っ…ひぁっ、んっおっ、あぁあっ…」

くにくに……さすさすっ…、くに、くに、こすこすこすっ……

小さな子どもに話しかけるみたいな口調で、じれったいほど優しく乳首を弄られる。決して強く潰したりせず、ひたすら側面を緩く揉みながら、時々先端をこすこすと擦られているだけなのに、それが異様に気持ちいい。過敏になった乳首にとっては、優しいどころか性感を的確に刺激する拷問のような愛撫だ。

「やぁっ…もう、乳首ばっかりっ…んっふああっ…あっアッあんッあんッ」
「上手に勃起できてるよ。ほら見て。俺が引っ張り出さなくても、もうビンビンになってる……」
「あぁんッ…や、あっ、あっ……」

直哉は言われるがままになる。シュウの指が少し離れ、何に触れられていなくてもぷっくり頭を出している乳首を、改めて自覚するはめになった。
男なのにこんな乳首にされて、今もじっと見られているなんて、勃起した下半身を見られるのと同じかそれ以上に恥ずかしい。
顔を赤くして自分の乳首から目を離せなくなる直哉。シュウは張り詰めた乳首を指先で弾いた。

「お゙っほぉ…んっおっ、ひっあ〜〜っ…」
「気持ちよすぎて、もっと触ってほしいから乳輪の中から全部出てきちゃったんだね。小さくてピンク色で可愛いのに、めっちゃエロい」
「やあぁっ…んっひっああっあんっんッ」
「あんまり強くしたら痛くなっちゃうだろうから、気をつけて触るね。こうやって……」
「ふあああっ…あっあっ、それっ、らめぇっ…ん゛っひっ、あっあぁあ〜っ…」
「こういうの好きだね。ナオが気持ちよくてエッチな声しか出ないように、ずーっと優しく触ってあげる」

こすこすこすっ……くに、くに、くりくりっくりくりっ……

あくまでヤワヤワと、壊れ物に触るように弱い力で指先で乳首を擦られ続ける。この触り方ならシュウの言う通り、永遠に痛くはならないだろう。
ずっとこんな、じれったくて切なくて、秘められた穴がきゅんきゅんするような気持ちいいのが続いてしまう……。直哉は荒くて甘い息を吐く。

「はあぁんっ…だめっ、もう、乳首ばっかり……っ、ンッおっふぁっ…」
「なに、気持ちいいのに嫌なの? 甘やかしてあげてるからって、あんまりわがまま言っちゃ駄目だよ」
「あっァッああっ……」

乳首を繊細に弄る手を止めないまま、シュウが濡れた声で叱ってくる。
分かっているくせに。直哉の腰が、乳首の快感で幾度も揺れて、時々シュウの体に擦れてしまっていることに、気づいていないわけがないくせに。

「あぁんっ……シュウっ…ひぁっ、あっあっ…んっおぉっ…」
「どうしたの? ……もしかして、乳首だけで、また下を濡らしちゃった? 女の子みたいに」
「ん゛っあひっいっんっんぅっ」

――そうだ、直哉の下半身は直接的な刺激は一切ないまま、びしょびしょに濡れてしまっている。下着の前全体が濡れて肌に纏わりつき、勃起したペニスが擦れてもどかしい刺激を次々に生み出す。
乳首を指でくりくりされると汁は泉のように際限なく湧いてきて、穴にまで垂れている。何故か疼いてひくひくと収縮する穴に、覚えのある濡れた感触まで加わって……。
直哉の頭は快感に染まりつつあった。

「あっあっあッ…シュウっ、シュウっ…」
「ナオ……してほしいことがあるならちゃんと教えて? いい子だから言えるよね」
「〜〜〜〜っ……、はぁっはぁっ…おれっ、……下が濡れて、……おま〇こまで、ひくひくするから、中まで濡れちゃって、疼いてっ…はぁあっ……」
「……」

シュウの言葉責めが休止された。かと思うと猛然と下を脱がされ、あっという間に指が奥まった場所まで辿り着いた。

ぬ゛っ……ぬ゛るっ……ぬ゛ちゅっ……ひくひくひくっ…きゅんっきゅんっ……

「――――あー、マジだ。何これ、濡れ濡れじゃん。もう生ハメできるくらいおま〇こにしてたの? 指に吸い付いてくる」
「ん゛ひっ……あっ、あっ、待って、ん゛ッぉおおっ」

シュウは小さい子に語りかけるような口調も忘れ、チャラい本性をむき出しにしたようなことを少し掠れた声で言うと――心の準備ができていない直哉の制止を無視して指を押し込んできた。

ずぬ゛っ……ぬ゛ぢゅっ……ぬ゛ぶっ、ずぬっずぬ゛っ……

「〜〜〜っ、ッお゛ぉっ…ん゛っおっ、ああああッ…」
「やっぱり……最初からぎゅうぎゅう絡みついてきて、こんなんでよく忘れたいとか抜かせたね」
「ひあっあ゛っんぉっ…指、だめえぇっ…あ゛っんぉっおっおぉっ」

先走りのぬめりを伴った指が、たやすく狭い穴の中を蹂躙し、擦り上げ、感じて締まる力に抵抗して少しずつ蕩けさせていく。
「ちゃんと俺のを咥えこんでメス穴になったこと、覚えててくれたね」――なんて囁かれ、ずぶずぶと突かれ、抵抗する気力を奪うのと同時に途方もない快感を植え付けられる。

ずぬっずぬっ…ぬ゛ぶっぬ゛ぶっ……ぐりっぐりっ、ぐりぐりぐりっ

「あぁああ〜〜っ……あひっ、あへぇっ…ん゛っんあっあっあっ…あっあ〜……」
「駄目じゃないでしょ……? ほら、気持ちいいことしかしないよ。乳首にしたみたいに、きついおま〇この中もよしよししてほぐしてあげる」
「ん゛ぁああっ…あっあっあんっあんッあんッあんッ」

ずぬぬっ……ぬ゛っ……ぬ゛ぷっ……ずぬっ……ぬ゛ぶぅっ……

甘やかすという設定を思い出したのか、ゆっくりと、確かに優しく抜き差しされる。
でも、いくら優しくされたところで、敏感すぎる粘膜の中に長い指を挿入されている時点で、どうあがいてもアウトだった。ゆっくりと抜かれる指に内壁がピタリとくっつき、そこをズリズリと擦られ、そのまままた押し込まれ……動きが遅くなっただけで快感はずっと続き、頭がおかしくなりそうだ。

「あ゛ああ〜〜っ……ん゛ひっ、いっい゛っ…んぉおっ、おっお゛ッ…あっなかっ、だめっだめっ、こんなのっ…あぁあんっ…」
「いい子だね。ちょっとずつ柔らかくなってきた……。ご褒美あげないとね」
「え……ひっんっんあああぁっ」

れろっ……ぬる、ぬるっ、くちゅっくちゅっ……

ピンと勃ちあがったままの乳首に濡れた粘膜が触れた。前回も舐められたが、指マンされながら敏感な乳首を舌で転がされるのは、双方の快感を乗算して膨れ上がらせた。
乳首が舐められると鋭い快感が穴にまで伝わって、びくびくと締め付ける。中を擦られる刺激が乳首を切なく感じさせる。

(あああぁっ……なにこれ、すごい気持ちいい……。こんなこと、普通に女の子と付き合ったままだったら絶対一生知らなかったような、変態的なことなのに……。やっぱり俺、忘れるなんて無理かも。シュウに、カッコいいけどチャラくて信用したらいけない男相手に、乳首れろれろされながら指マンされるの、気持ちよすぎる。もっと激しくされたら、どうなっちゃうんだろ……)

れろれろっ……ちゅく、ちゅくっ、ちゅうっ……
ぬ゛ぶっぬ゛りゅっぬ゛りゅっ……グリグリグリグリっ……

「ひああっ…ん゛っひっいっ…あへぇ、んっああぁ〜っ……」
「ん……」

びくんびくんと、イってもいないのに激しく締め付ける中に、シュウが余裕のない息を吐く。そして指が思い切り、擦ってはいけない場所を擦り上げてしまった。

ずりっ……ずりゅっ、ごりゅううっ……!

「〜〜〜〜っ!! ん゛ぉおおっ…お゛ほぉっ、らめっ、い゛っいくっ、い゛っ……! ッ、〜〜〜ッ」
「……っ! んっ、」

そこは前立腺、だった。以前、しつこくぐりぐりされ、初めてだというのにアクメしてしまい、ペニスをハメられる口実を作ってしまった直哉の一番の弱点。
今度は乳首を舐められているのも相まって、一度擦られただけで、強烈な絶頂感に見舞われる。つい宣言するとシュウは興奮したように乳首を吸い、容赦なく指を曲げ、重点的に前立腺だけを押しつぶす。
アクメは強制的に訪れ、我慢する余地を与えなかった。

ずぬっぬぶっぐちゅっぐちゅっ、ぐりっぐりっぐりっぐりっぐりっぐりっ
れろれろれろっ……ちゅうっ、ぢゅっ、ちゅくっちゅうううっ

「あ゛っあひっあへぇえっ、いくっい゛ぐっ、指マンでっ、おま〇こイっちゃうっ、ひぁっあ゛っ女の子アクメキメちゃうっ……! ん゛っあっあ゛ああああぁ〜っ……」
「んっいいよ、イって、ナオのアクメ見せて……っ、」
「イっい゛っ……シュウっ…ふあっあっあっい゛ってぅっ、アクメっしてっらめっだめええっ、今はっぐりぐりっ…ひぉっおほおぉっ」

びくびくびくびくっ……びくんっびくんっ……
ぎゅうううううううっ……ぬ゛ぶっずぬ゛っ、ぐりっぐりっぐりゅうっ…

頭の中で閃光が弾けた。全身から迸るような強すぎるアクメに身悶えている間にも、シュウは前立腺を潰し、乳首を舌先で舐めながら吸うのを止めない。
ぎゅうぎゅうときつすぎる締め付けに指が痛そうなのに、お構いなしに指を曲げる角度を深くして、ぷっくりとしたアクメ中の前立腺が擦られ、着実にどうしようもない性器にされていく感覚に震えが走る。

「ん゛ぉっお゛っ……もっむり、い゛ってぅっ…アクメ終わらないっ…ひぁあっ乳首とっおま〇こらめえっ…あっあ゛っあ〜〜っ……」
「はぁっ……あー……ナオのおま〇こはお利口だね。アクメ上手にできてる」
「アァああんっ…もっ許してぇっ…おかしくなっちゃうっ…、おま〇こ、馬鹿になっちゃうっ、ひぁッあっあ゛ぅんっ」
「マジたまんねー。ち〇ぽハメ誘うの上手すぎ」
「あああっ……硬っ……あっ、〜〜っ…」

また、硬いものをゴリゴリ体に擦りつけられる。シュウから与えられる快感に支配されている直哉にとって、それは恐怖の対象でありながら、とてつもなく淫らな予感にアクメを深めさせもした。
ごくりと喉が鳴り、濡れた唇が半開きになる。また口の中に熱くて凶器のような昂ぶりを咥えさせられるのだろうか。
しかし予想に反して、シュウは凶器の切っ先を口ではなく、絶頂の余韻に震える入り口へと向けた。

「あああぁっ……だめ、ハメるのはっ…ち〇ぽ……ンッひっ」
「俺の、こんなになってるの分かるよね。辛いんだよ。今度はナオのおま〇こで、俺のち〇ぽよしよしして、射精させて?」
「やっ……あっ、だ、だって、……ち〇ぽはっ、……ん゛っ……」

それをしたら、今度こそ体だけではなく心まで、自分がどうなってしまうか分からない。今でもギリギリの瀬戸際にいるのだ。きっと硬く大きなペニスをハメられたが最後、崖の下に突き落とされてしまう。
アナルが硬く張り出した亀頭の先に吸い付く。シュウも限界なほど勃起して脈打っているのが分かって、切なくて疼いて堪らない。
シュウの声はどんな女でも落とせそうなほど甘く色っぽくて、それでいてどこか余裕がない獣の本性も見え隠れしていて、怖い。引き返す手立てがない場所まで完全に落ちてしまうことが。

「この前よりもっと気持ちよくするから、ね……?」
「でもっ……この前は、お金払って、客として……っ、今日はお金もないし、俺、俺、こんなこと……はぁんっ……」
「まだそんなこと言ってる。っていうかね、うちの店フツーに本番アウトだからね」
「え……」
「ナオは脱童貞する気で電話したみたいだけど、デリだって本番禁止が鉄則なんだよ。ヤっちゃったら怖いお兄さんが出てきて、通常の料金の十倍は払わされるだろうな」

知らなかった。なんて危険な橋を渡ろうとしていたのか。高ぶりきっていた熱が少しだけ冷めて冷や汗が流れる。
でも、あのときはシュウの方が、ペニスをねじ込んできて……。

「あーごめん、怖がらせた? 大丈夫、「自由恋愛」なら、ギリギリセーフだから」
「……じ、自由恋愛……?」
「そう。たまたま好き合って、恋愛関係になって、ムラムラして合意の上でヤっちゃったなら仕方ないでしょ。――つまりね、最初から、俺たち客とキャストの関係じゃなかったんだよ。ね、自由恋愛で気持ちいセックスしよ……?」
「ふあああっ……」

ぬ゛っ……ぬ゛ぶっ……ぬ゛ぢゅっ……

アナルの入り口に、少しだけペニスの先端が食い込む。
直哉は感じながら混乱していた。シュウの言っていることはただの方便だ。
恋愛だなんて勘違いしてはいけない。水商売の男女から恋愛感情をちらつかせられたからって、本気で受け取るなんて典型的な馬鹿だ。まして男同士だというのに。
かと言って否定したら怖いお兄さん攻撃と罰金何十万……。
シュウは、直哉の逃げ場を塞いだ上で、とうとう腰をぐっと押し付けてきた。

「あ゛ああっ……だめっ、入っちゃうっ、んひっ、い゛っ……あっ、おっ」
「いいよねナオ、もう限界だからハメさせて。ナオのおま〇こでち〇ぽ扱かせて。……好きだよ」
「〜〜〜〜っ……あ゛っ、おっお゛っ、ん゛ッぉおおっ」

ずぶっ……ぬ゛ぶっ、ぬ゛ぶっ……ぬ゛ぶううっ……!

ゾクゾクするような卑猥な言葉の仕上げに、蕩けるような殺し文句。信じてはいけないという理性とは裏腹に、直哉の体は甘く痺れ――気づいたときには、とてつもない衝撃が敏感な粘膜を強かに擦り上げていた。


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