中二病君の1年 July2-3


あり


▼7月30日続き
『やあんっ…肛門ぐりぐりするなぁっ…あッあッ
『はぁっ…気持ちいい? ぎゅうぎゅう締め付けてくる。肛門じゃなくて……おま○こって、知ってる?』
『おま○こ…?』
『知らないんだ…。ここはおま○こっていうんだよ。指マンされて感じるいやらしい次郎君のメス穴…っ』
よく分からないが、とてもいやらしいことを言われた気がして余計に肛門――おま○こを締め付けてしまう。
『あぁんっ…あッあッ…おま○こおま○こずぼずぼされるの気持ちいいっ…
『っ…エロすぎ…っ、次郎君はホントに覚えが良い生徒だね。でも、こういうことしてるときにしか言っちゃ駄目な言葉だからね…?』
ずぶっずぼっずぼっ、ぐりぐりぐりぐりっ
『あぁあんっ!やっあっ…家族にも…?』
『……ある意味一番駄目』
よく分からないがそういうものか。兄に『おま○ことは何か知っているか』と教えてやるつもりだった……わけではないが、やめておいたほうがいいらしい。
などと考えていると、家庭教師が抜き差しを激しくしてきた。
ずぷっずぷっ、ぢゅぽっぢゅぽっ、ぐりゅっぐりゅっぐりゅっぐりゅっぐりゅっ
『あぁあんっ! あッああっいやっ、はぁんっ…あッいいっあぁんっ
日焼け止めで滑りのいい指が、高速でおま○この中を擦り上げる。じんじんした気持ちよさが強くなって、イってないのにイったみたいな感覚が続いて苦しくなってきた。
『あんっあんっあんっいくっいっちゃうっアッあ゛んっあああ
『っイくの? 指ハメられるの初めてなのに、おま○こだけでメスイキするとか…マジでやばすぎ…っ』
ズブッズブッズブッズブッぐりぐりぐりぐりぐりぐりッ!
『あぁああっ! あひっあっひぁあーっ!
家庭教師は密着して指マンを続けたまま、乳首をぐりぐり激しく弄ってくる。強烈な快感が乳首からおち○ぽとおま○こに伝わって、訳がわからなくなった。家庭教師の硬いおち○ぽも、痛いくらい強く押し付けられている。
『あぁあんっ出るっいくっあぁあっ
『いいよ、指マンと乳首で女の子みたいにイくとこ見せて』
ズブッズブッズブッズブッぢゅぽっぢゅぽっ、くにくに、ぐりぐりぐりぐりぐりっ
『あんっあンッあああぁーーっ!……ひあッうぁあっ…あッあ゛ッ…
びくっびくっ、びゅくっびゅくっ、びくんっびくんっ
乳首を押しつぶしながらおま○こを何度も何度も抉られ、頭が真っ白になって、気が付くと俺は水着の中に精液をたくさん出していた。腰が大きく跳ねて、そこに家庭教師が勃起おち○ぽを押し付けてくる。
『あぁああ…っ、おま○こ、すごっ…はぁっはぁ…ぁう…
『次郎君、すげー可愛かったよ…』
家庭教師は俺の顔を優しく撫でながら、顔は全然優しくなくてギラギラとしている。
『はぁっ…何故そんな…凶悪犯罪者のような顔をしている…んっ』
『うん…洒落になってないよそれ。もう我慢できなそう…』
掠れた声で言うと、家庭教師も水着を下ろした。ブルンと勢いよく飛び出てきたおち○ぽは、先端がたくさん濡れていて、血管がビキビキして苦しそうなほど反り返っていて……何だか以前見たときより凶悪になっている気がする。
けっして恐ろしい訳ではないが、何だかおかしい。見ているとおま○こがひくひくしてたまらない気持ちになってくる――。
そのときだった。
『あのーすいません。まだですかねー?』
『…………』
『…………』
外から苛立たしげな声と共に、ドンドンとノックが響いた。
考えてみると、俺たちは何分ここにいたのだろう。下々の者に催促されるのは遺憾ではなるが、ここは広く庶民のために開放されている更衣室なのだ、致し方あるまい。
『うむ、日焼け止めは塗り終わったのだし、そろそろ出るべきだろう』
『…………そうだね。』
家庭教師は深くため息を吐くと、俺の汗と精液を手早く拭き取り、出したばかりのおち○ぽをむりやり水着の中に押し込んで更衣室を出た。順番待ちの男が二人で出てきたことに訝しげな顔をしていたが、家庭教師は全く意に介さず『俺はトイレに行くから、先に遊んでて』と足早にトイレの方へ行った。忙しい男である。

未だ疼くアナルの感覚を持て余しつつ、海を見ると俺の心はそちらへと向かった。人が多いのが難ではあるが海は全てを受け入れてくれるほど広大だ。俺は熱い砂の上を歩いた。波打ち際まで行って海に足をつけると、冷たくて気持ちが良かった。寄せてきた波が砂を連れて引いていく感触にうずうずして、しばらくそこに立ったままでいる。
『うわ、何でお前がこんなとこにいんだよ?』
…………何だか大海にはとても似つかわしくないノイズが聞こえた。気のせいであろうか。そうであってほしい。
『おい、無視してんじゃねーよ』
海を眺めていたというのに、そいつらは強制的に俺の視界に入ってきた。最悪だ。
『やっぱり安斉じゃん。何してんの』
柴山である。
『海に来てこんな奴の顔見るとか最悪なんだけど』
相模である。それはこちらのセリフなのである。
『一人……ってことはねーよな。連れは?』
『可哀想なこと聞くなよ。こいつと一緒に海来る友達がいるわけねーだろ。どうせ家族とだろ。俺らはあいつらとだけど』
訊いてもいないのに相模は同行者を指差した。ビキニをきた女子達が少し離れたところに立っている。断じて羨ましくなどない。
『別に彼女とかじゃないけどな』
相模が得意気に、また訊いてもいないことを言う。俺が羨望するとでも思っているのか。 愚かな。下着のような水着を着て肌を露出させたうら若き女子達と海水浴に来たからと言ってそれが何だというのだ。これっぽっちも羨ましくなどないのである。
『その子友達ー?』
いつの間にか女子達が近づいてきて相模達に声をかける。
『あー、一応同じクラス』
『そうなんだ。一人なの? 一緒に遊ぶ?』
女子がそう言って顔を覗き込んでくる。相模達の同行者にしては愛想がよく、さほど無礼ではないようだ。付き合う相手は選んだほうがいいぞ。
『いやこいつマジ根暗で頭おかしいから遊ぶとかないわ』
『うむ、こちらからも願い下げだ』
『あ? 何だと』
同意してやったというのに、相模は憤慨して俺の肩を掴んできた。理不尽である。
『何をする。俺を怒らせる前に離したほうが身のためだぞ』
『また意味わかんねえこと言いやがって。やれるもんならやってみろよ』
『ちょっとー、やめなよ』
こんなところで俺の力が暴走して海を汚すのは本意ではない。どうすべきか考えていると、別の方向から肩を叩かれた。
『待たせてごめんね、次郎君』
『うむ、遅い』
家庭教師だった。あれは夢だったのかと思うほど、先ほどとは打って変わってすっきりとした余裕のある笑みを浮かべている。
周りの女子達が『イケメン……』と囁く。全く宮田教師といい、女子達は顔のいい年上の男が好きなものである。相模達よりはましだがこの男も大概だぞ。
『おい、そいつ誰だよ』
相模が家庭教師を睨む。誰って家庭教師である。しかしそう答えたら相模のことだ、『一緒に遊ぶ友達もいないから金で雇った相手と遊んでもらってるとかかわいそー』などと邪推して無礼なことを言うに違いない。
『お前には関係のないことだ』
『何だと……っ』
相模がいきり立つ。女子の人気をとられて嫉妬しているのだろう。
しかし家庭教師は気にした様子はなかった。
『待たせたお詫びにかき氷でも奢るよ』
『かき氷か……』
俺の予定ではかき氷は昼飯が終わってからしばらくして、14時〜15時の間に食べる予定だったのだが、暑いし家庭教師がどうしてもと言うのならやぶさかではない。
俺の心は今度はかき氷に何のシロップをかけるかに向かい、海の家へと歩き出した。
『おい待て……っ、後で覚えてろよ』
勝負をしていたわけでもないというのに、相模が後ろから典型的なやられ役のセリフを吐いた。俺から溢れ出る王者の風格がそうさせたのだろう。役者の違いというやつだ。

その後。かき氷にはイチゴシロップをかけて、海で泳ぎ、ビーチボールで遊び、昼にはカレーを食べ、家庭教師が用意したボートに乗り――。
海水浴は、ウォータースライダーや流れるプールはなかったが、中々悪くなかった。夏の間に一度か、二度か、三度くらいなら行ってもいいかもしれない。
そう告げると家庭教師は今度はプールに行こうかなどと言って笑うのだった。

prev text