寝取られリターンマッチ 02
あり
「んん〜〜っ……
ふぁっ、んっ、あっ
あぁ……」
「もう勃起してる。舌フェラ気持ちよかった?」
「ふうぅ……ッ
そんなこと……っ、ん、あぁ、…気持ちいい、舌じゅぶじゅぶして、こんなやらしいキスしたことない
……ん゛っ
ふぅ……っ」
あくまで乗り気であると思わせなければいけない。必要以上に卑猥な言葉を口に出すと、ディープキスしながら腰を擦り合わせられた。
くちゅっくちゅっ、ぬ゛る、ぬぷっぬぷっぬぷっぬぷっ
ぐりっ……ぐり、ぐりゅっ、ごりゅっ…
「ん゛〜〜っ…
ふぅ、んぉ
ん゛っんぅ
んっ…
」
「ん……やらしいな。あんたも舌しゃぶって……んっ……」
言われるがままに熱い舌を吸うと、本当にフェラをしている気分になってしまう。古賀は頭と腰を手のひらで押さえつけ、体が密着し――硬い塊が腿に当たった。勃起しているのは晶紀だけではなかった。昂りがごりごりと晶紀の股を擦りながら、口の中は激しく粘膜を絡ませ合う。
舌の裏を舐められ、ペニスを摩擦され、びくんと腰が前後する。……少々長過ぎる。これ以上は非常によろしくない。
「ん゛ぅっ…
ふぅっ、んっ
んっ
んっ…
待って、はぁっはぁっ……ベッドに行こうよ」
「……いいよ。そっちですごいことしような」
ギラギラした目で見つめられ、勃起したペニスがどくんと震える。危うく無駄撃ちしてしまうところだった。
晶紀はベッドに向かいながら、リュックを開けてこっそりと拘束具を取り出した。
「はぁ……、仰向けに寝て?」
「いいけど。あんたが俺の上に乗ってエロいことしてくれんの?」
「ん……そうだよ。いっぱいしたい……。だから早く、んっ……」
晶紀はベッドに乗り上げ古賀の体を跨いだ。千載一遇のチャンスだった。渾身の力で古賀の手首をまとめて拘束具を巻きつけた。ちょうどベッドボードに照明が取り付けられており、そこに固定した。
「はぁっはぁっ……やった……」
「……何これ。プレイ?」
古賀は慌てることもなく不遜な態度を崩さない。余裕でいられるのも今だけだ。毎夜夢想してきたシチュエーションを目の前にして、晶紀は興奮した。
「何がプレイだ。お前、……凛南と……あんなことして、画像を送らせただろ」
「凛南? 誰だっけ」
「ふざけんな! 凛南はっ……俺の彼女で、三年も付き合ってて……、お前みたいなヤリチンの性欲で汚しやがって」
やっと恨み言を聞かせられた。しかしやはり、古賀には響かないようだった。
「怒鳴るなよ。ウソウソ、凛南ね。覚えてるよ、一回しかヤってないはずだけど。画像送ったのは、まあちょっと興奮するじゃん? 彼女もノッてたよ多分」
「……ああ、お前にとってはそれだけの相手なんだろうね。女に全く困ってないもんな。インターンに来た子とか、元読モの同僚とか、アナウンサー試験に受かった後輩とか……」
「なんでそんなに詳しいの。俺のストーカー?」
「お前の行いのせいだよ。怖いだろ」
「微妙」
見事に馬鹿にした態度だ。腹が立つ男であればあるほど、復讐のしがいがあるというものだ。
「もう二度と、女の子をやり捨てなんてできないようにしてやる。どうするか分かる? これから俺が、お前を犯して、メスにしてやる」
「……は?」
「ははは、やっとビビった? 最初っから、尊厳をめちゃくちゃにすることだけ考えて近づいたんだよ。じゃなきゃ誰が寝取り男と酒飲んだり、き、キスしたりするか」
「――あー、そういうこと」
低い声に、背筋を悪寒が走った。拘束されてなお怒りもしなかった古賀が、急に不穏な顔を見せてきた。
少々怯んでしまったが、今はこちらが圧倒的優位にあるのだと思い直す。
「そういうことだよ……! 踏みにじられる気持ちを思い知れ。まずは……」
晶紀はリュックを探った。この中には古賀を責めるための道具一色が詰まっている。道中で職質されないか冷や冷やしたものだ。
そのとき、後ろでバキッという破壊音が聞こえた。
「何が入ってるの? 俺にも見せてよ」
「……え?」
口で拘束具を外しながら、古賀が覗き込んできた。照明の首は無残に折れ、部屋が少しだけ暗くなる。
「この拘束具いいね、軽いし簡単に縛れるし」
「あっ……」
一瞬迷いが生じた。古賀の方が背が高く筋肉質で体格がいい。勝てない――そう感じてしまった時点で、敗北は確定的になった。
「くそっ、やめろ、離せ!」
「うるさいな、まだ何もしてないだろ。で、誰が誰を犯すって?」
「お、犯す……そんなこと言った? ちょっと語弊が……」
晶紀は両手首を頭の上で縛られ、ベッドの上に放り投げられた。完全に形勢逆転である。
古賀は逃げようとする体を押さえつけ、まずベルトを外しスラックスを引きずり下ろした。
恥ずかしい姿にされ、部屋から飛び出して逃げる選択肢を消される。晶紀の心理をよく心得ているようだった。
「だせーパンツだな。俺とヤリたいならエロい下着くらい穿いてきなよ」
「なっ……くっ、誰がっ……うあっ」
「でも先端ちょっと濡れてる。俺とキスして感じた?」
「あっ……やめ、ん…っ」
ボクサーパンツの上からペニスを撫でられる。実際そこは古賀とのディープキスで反応しており、どんな状況になってもパンツに広がったシミは消せなかった。
「本当にこれで俺をヤれると思ったの? キスだけで濡れてやらしいねー、あんたのクリ○リス」
「ぐっ……馬鹿にするな! ……はぁ…ッ」
「ごめんね、比較対象が俺だから。色もピンクっぽいし、クリみたいなもんじゃん。ま、クリはこんなに濡れないか」
「ひあぁっ
」
ぐちゅっ……くちゅ、くちゅ、ぬちゅっ……
パンツが濡れているせいで少し透けたカリを撫でられる。
古賀は晶紀を女扱いしてあざ笑う。それは正に晶紀がやろうとしていたことだったが、これほど卑猥な言葉で責めるなど思いつきもしなかった。
「あっ……んんっ、触るなっ、あっあっ
」
「エッチする気満々で来たくせに触るなとか通らないよ。分かる? ここで起きることは全部合意の上で、あんたはどうされても文句言えないんだよ」
「うあっ…そんな、ああ゛っ…
」
拒絶の言葉を吐くと、愉しげな古賀の顔が残酷に歪み、現実を突きつけられる。
確かに晶紀はセックスする気満々でこの部屋に入った。ただやる方とやられる方が逆というだけで。
仰向けのまま脚を持ち上げられて尻が上がる体勢になる。嫌な予感がしたところで下着をずらされ、局部が晒された。
「へー、結構綺麗だね。使ったことなさそう」
「ひぃっ……、当たり前だ。頼むから、見ないで、……っ、んっ…」
「恥ずかしい? だよな俺なら死にたくなる。あ、今ひくってして返事した。見られただけでもうま〇こ期待させてんの?」
「し、してない、ま〇こ、じゃない……、そんな言葉使わないで」
「ま〇こだよ、俺がそうするって決めたからな。――あ、いいの見つけた」
古賀は晶紀のリュックをベッドサイドに置いており、そこからローションを取り出した。
「冷たいだろうけど我慢してね」
「ひっ、ひぅっ」
粘度が強めのローションが、晶紀の下半身にぶちまけられた。冷たさと滑った感触に尻がびくつく。新品のボトルが目に見えて減るくらいかけられて、アナルがひくりと蠢き、僅かに中に液体が入ってしまう。
「ん゛っ……いやだ、こんな、ぅう……」
「ぶっかけられる気分どう?」
「最悪……」
「いいね」
何がいいねだ。心中で悪態をついている間にまたリュックを探られ、まずいものを見つけられてしまった。
バイブである。色は黒く、男用なのでアナルに挿入する以外の用途は一切ないシンプルな形だ。大きさは勃起した晶紀のペニスとそう変わらない。ただ亀頭にあたる部分は前立腺を刺激するために不自然に曲がっており、男をアクメさせるのに特化した造形と言っていい。
晶紀はどういうものかよく知っている。何せ自分が突っ込む側になることを妄想しながらアダルト通販サイトを閲覧し、じっくり選んだのだから。
「うわ、こんなのを俺に使う気だったの。引くわ」
「ち、ち、違……」
「あっそ、じゃあ自分用? やっぱ処女じゃねえの? 認めたら許してやろうかな。晶紀はま〇こにバイブを突っ込むのが好きな淫乱です、って」
「誰が言うかクズ野郎! それはお前に突っ込むために買ったバイブだよ! このクズ……っ、あ……」
卑猥な侮辱に頭がかっとなって喚き立てる。
しかし――現状では抗う術がないのにちょっと言い過ぎたかもしれない、と数秒経ってから後悔しても遅かった。
黒い機器が唸るような音を発して振動し始める。
「すげー、結構エグいな」
「あ……、ちょっと、待って、ぅああっ」
丸みを帯びた先端がアナルに当たる。大量のローションですぐに濡れ、振動に粘着質な音が混じった。
晶紀は正真正銘未経験であり、入り口は狭く、それなりに太いバイブなど入るわけがない。しかししつこく押し付けられると皺の部分がひくひくと僅かに収縮し、振動が内部まで伝わる感覚がする。ぞくぞくと得体のしれない疼きが走った。
「はあぁっ…いやだ、そんなの入らない、止めて、ん゛っ、んっ…
」
「こんだけ濡れてたらいけるだろ。ちょっとカリのところが太くなってるけど、ここさえ無理やり突っ込めば一気に奥までハメられるって」
「ひっ……ぁ、……無理だよっ……お、女のとは違う、慣らさないと、尻に太いのを入れるなんて無理だ」
「ま〇こ、な?」
押し付ける力が時折強くなる。少し切っ先が食い込んで、鈍い痛みと正体不明の疼きが走る。
このままでは流血沙汰になってしまう。そうならなかったとしても、奥にまで強引にねじ込まれたりしたらどうなってしまうのか……。
「うぅっ……だめ、それだけは」
「わがままだね。じゃあ特別にちょっとだけ慣らしてやってもいいよ。手マンしてほしいって言えたらな」
「なっ……あ゛ぁっ」
ぬぢゅ……っ、ぐちゅ、ぐりゅっ……
ヴヴヴヴヴ……
また逆上しそうになったのを、バイブをぐりぐりされて制圧される。
どちらを選んでも最低な二択だ。しかしバイブを挿入されるのは駄目に決まっている。指ならまだ、バイブよりは圧倒的に細いのでなんとかなるかもしれない。
「っ、はぁっ……指で……して……」
「何? 聞こえねーよ」
「指で、手マンして……っ、おま〇こに、バイブじゃなくて指ハメて
あっぁああっ
」
ぬぢゅ、ずぷずぷ、ずぷぷぷぷっ
古賀はあっさりと言ったとおりにしてくれた。バイブを捨てたその指で穴を突く。
太いバイブを無理やり入れようとした男である。指の挿入に一切の手加減はなく、一気に付け根までねじ込まれる。
閉じていた粘膜は滑りを纏った指の侵入に晒され、ずりずりと一気に擦られる。
「ひっあ゛ああ……い゛っ…」
「ほら、簡単に入るじゃん。中柔らかいし」
「あうっ、動かさないでっ、あっ
あっ
あッ
」
制止を聞いてくれるような優しさはなく、指が抜き差しされる。ローションのせいでぬるぬる滑って乱暴な指も受け入れてしまう。
中で感じるかどうかは個人差があり、いくら開発しても違和感が勝る人もいれば、深みに嵌って抜け出せなくなる人もいるという。今日のために抜かりなく調べたので知識は豊富だ。まさか自分の身に降りかかるとは夢にも思わなかったが。
要するに感じなければいいのだ。晶紀は抱かれる側になりたいと思ったことなどない。アナルで感じるなんてあってはならない。感じなければ屈したことにはならない……。
「手マン好き? 腰ビクビクしてる」
「好きっ、じゃないっ、んっ、それやだ、あっぅう」
「ふーん。じゃあどこを抉っても何も感じないんだ」
「ああっ…
んっ、んぅ、はぁんっ…
」
ぬぶっ……ぐちゅ、ぐちゅっ……
ぐりっ、ぐりっ、ごりゅっ
無遠慮にアナルの中を探られる。指を曲げられると僅かに入り口に隙間ができ、そこからローションが更に侵入してきて、もう粘膜全体が濡れていた。
曲がった指が一点に当たった瞬間、動かないよう自制していた腰が大きく跳ねた。
びくびくびくっ
びくっびくっびく
「んおぉっ…
そこ、だめ、っあ
ぉっ…
」
「あーここがGスポットか。おま〇こすごい痙攣してるよ、おらっ」
「ああぁっ…
ひっ、んっあっ
…〜〜ッ
」
ずぶっ……ぐりゅっ、ぐりゅっ、ぐりゅっ!
見つけた途端古賀は執拗に狙いを定めた。指を第二関節過ぎまで挿入し、ペニスの裏側に向かって折り曲げた場所に。
連続でトントンとノックされ、次に押し潰されて、晶紀は初めての強烈な感覚に、初めて出す無様な声で悶えた。
「あっ
あひっ
あんっ
あんッ…
あー…
だめっ
そこ
アッ
あッ…
ぇ
」
「駄目じゃないだろ。最初っからこんなにアヘるとは俺も思ってなかったよ。おま〇こ気持ちいいって言ってみなよ。認めたらすぐにでもアクメできそうなくらい感じてるし」
「あっ
あ゛っ
んぉっ…
お、おま〇こっ
やだぁ、俺、こんなはずじゃ、あっ
あぁんっ
」
こんなはずじゃなかった。断固として抗わなければいけないはずが、中を突かれる快感でそれどころではなくなる。
指が一度抜かれた。濡れてくぱくぱとひくつく穴に、今度こそバイブがねじ込まれた。
ずぶっ……ぬぶ、ずぬっずぬっ……!
「〜〜んっ
んおッ…
」
「さすがにきついなー。ほら頑張ってま〇こ開いて。こんなのまだまだ小さいほうだよ?」
「ん゛ひぃ、むり、いきなりっ、ひど、お゛っ
お…
」
「手マンはちょっとだけって言っただろ。ほら、太いとこ全部飲み込めそう」
ずぬっ…ぬ゛ぶっ、ずんっ、ずんっ…
全く入る気配がなかった当初と打って変わって、ローションを使った指に解された内部は、少しずつ黒い棒を飲み込んでいく。みちみちと音がしそうなほどきつかったが、流血することはなかった。
(駄目
太いところが通ったら、全部入っちゃう
入らないように、お尻、おま〇こ締めないと……っあっあああぁ
擦れる、バイブごりごりしちゃうっ
)
アナルに力を入れ侵入を阻もうとしたが、内壁が硬いシリコンに密着し、逆効果だった。
「おっ
」と恥ずかしい声を上げる晶紀を、古賀が上から嘲笑った。亀頭部が飲み込まれた瞬間から奥にハメられるまではあっという間のことだった。
「おっ…
ひぐっ、あああぁ
」
「ほーらちゃんと咥え込めた。スイッチ入れるね」
「っ!?
んッ
おっ〜〜っ
」
ぬぶっ、ぐりゅっ、ぐりゅっ
ヴヴ、ヴーーー……
みっちりと中を圧迫するバイブがけたたましく震え始めた。その衝撃は凄まじく、足先がびくびくと空を蹴る。
「すげーな、女でもバイブでこんな反応しないよ? これを俺に使う気だったとかないわー。ごめんなさいは?」
「ん゛ひぃ
い゛っ…あッ
あっ
あっ
あ゛ッ
」
「感じすぎて喋れない? まだ下の口のほうが利口そうだな。馬鹿みたいに健気にバイブ締め付けて、イきたいって言ってるよ。イけよ、おま〇こだけでメスイキキメていいよ」
「やっ……あっ
ア゛ぅ
ん゛〜〜っ
」
柔な肉を圧迫しながら叩かれ続け、頭がおかしくなりそうだ。バイブの振動一回ごとに理性が溶かされていく。
しかし中の刺激でイくなんてありえない。ネット情報によると、素質があってもアナルの開発には時間がかかり、すぐにメスイキできる男というのは選ばれし素質の持ち主だという。あらゆる分野の才能の中で、よりにもよってそんなジャンルで選ばれたくはない。
古賀が晶紀のシャツをはだけさせた。ボタンが一個飛んでしまったがそれどころではない。
こすっ……
くに、くに、くりくりくり
ぐりっ……ヴヴヴヴヴ……ごりゅっ、ごりゅっ……
「あひぃっ
あぇっ
おっ
おぉん…ッ
」
「やっぱり乳首も敏感なんだ。女は同時責め好きだもんな。ほら、アクメキメていいよ……って」
「あ゛あああぁっ
やだ、っ、アクメ
ああぁっ…
あー…
い゛っ、いくっ
いくいくっ…
!」
びくびくびくびくっ……びくんっ、びくんっびくんっ……
乳首を弄ばれた瞬間、鋭い快感が下半身に伝わって、最後の最後で留まっていたものを決壊させた。紛れもなく絶頂だったが、自分の知っているものとは全く違う。ペニスは勃起したまま汁を垂れ流していて、射精して終わりという感覚がない。
腰がめちゃくちゃに痙攣しながら動く。それによって余計にバイブを感じてしまうのだが、止められない。
強制的にアクメさせられてしまった。古賀にとっても予想外に早かったらしく、少しの間無言の視線が体を舐め回す。
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