ちょっとした勘違い


あり

身内にこんなことを言うのも何だけど、俺の妹はとにかく美少女だ。
街を歩けば視線を集めスカウトなんて日常茶飯事、周囲の学校の男子達からはちょっとした有名人。年子でずっと一緒に育ってきて素を知ってる俺から見ても、顔は可愛いと認めざるを得ない。
そんでもって俺は「あの子のお兄ちゃんにしては……」と言われ続けてきた。同性だったらとっくに捻くれてコンプレックス持ちになってたと思う。まあ実際は異性だし、他の奴から散々羨ましい羨ましいって言われたら悪い気はしない。ただ、紹介してくれってしつこく頼まれるのにはうんざりしてた。
妹、玲奈の理想は何とかって少女漫画のヒーロー、らしい。爽やかで文武両道で誰にでも優しくフェミニストな美少年。
つまり紹介してくれ!と鼻息荒い男なんて論外ってことだ。
今日も合コンがしたいと先輩に言われて断るのに苦労した。玲奈はここからは結構離れた女子校に通ってるんだけど、それでも噂が広まっててこういう頼みごとが後を絶たない。
いっそあいつがさっさと彼氏を作ってくれたら断るのも楽になるんだけど、理想が高いからなあ。まさか「あんたじゃ妹に嫌がられるだけ」と正直に言うこともできないし。
時間をかけてなんとか引き下がってもらって、疲れて帰ろうとしたときだった。

「市村」
「え? ああ、衛藤」

意外な奴に呼び止められて驚いた。
衛藤紀之。多分2年の中では1、2を争う有名な生徒だ。イケメンで背が高くて、成績もいい。性格もいい奴とかでとにかく女子の人気が高く、嫌でも話が耳に入ってくる。性別は違えど玲奈と似た人種っぽい。

「帰り遅いね。何かしてたの?」
「ああ、先輩に合コンセッティングしろってしつこく言われちゃって」
「合コン……行くの?」
「いや、断ったよ。そろそろ断り文句も尽きてきて辛いんだけど」
「そっか、人気があると大変なんだね」
「衛藤がそれ言う?」

やりとりしながら不思議な気分になる。そもそも何でいきなり話しかけられたんだろう。1年のとき同じ委員会になったことはあったけど、ほとんど話したこともなかったのに。

「――あのさ、市村。話があるんだ」
「何?」

首を傾げていると、思いの外真剣な顔でじっと見られる。俺何か気に障るようなことした? と不安になっていると。

「好きなんだ」
「……は?」
「ごめん、いきなりこんなこと言われても困ると思うけど。でも誰かにとられると思ったら焦っちゃって」

軽く10秒くらいは固まってたと思う。ふざけた様子は一切ない衛藤の目のひたむきさに、一瞬、ほんの一瞬、自分が告白されたのかと錯覚した。
そんなわけはない。ちょっと考えたら分かった。話の流れ的にも、衛藤は玲奈のことが好きなんだと。
実は俺たちは中学こそ違うけど家が結構近くて、玲奈も衛藤も有名人だからお互いのことを認識はしていたはずだ。だけど知り合いだとは聞いたことがない。

「ほ、本気? 今まで接点とかあった?」
「それは……話したことも大してないのに、気づいたら好きになってたんだ。信じられないかもしれないけど」
「いや、まあ……分からなくもないよ。俺が言うのもなんだけど黙ってれば可愛いし」
「うん可愛い。黙ってなくても可愛い」

衛藤が語気を強める。どうも本気らしい。
俺は改めて衛藤を眺める。美少年……というには育ちすぎてる気がするけど、イケメンで女子にモテて性格も悪い評判は聞かない。玲奈の理想にかなり近いんじゃないか。
ただ玲奈は過去に嫌な思いをしたのもあって警戒心が強い。いくらタイプっぽいイケメンを紹介するって言っても断られる可能性が高そう。
けど。そんな真剣な目で見られたら何とかしてやりたくなる。

「……いきなりは無理だけど、友達からなら何とかなるかも」
「本当に? 俺のこと気持ち悪くない?」
「本気なんだろ? 全然気持ち悪いとか思わないよ」

衛藤の顔がぱっと明るくなって、嬉しそうな笑顔を向けられた。
ま、まぶしい。この笑顔なら玲奈だってころっと好きになっちゃうかも。

◆◇

そんな訳で俺と衛藤の付き合いは始まった。衛藤は本当に玲奈のことが好きらしく、事あるごとにその想いを語った。兄貴の俺としてはちょっと引くくらいだったけど、その気持ちは十分伝わってきた。
だからある日、俺は衛藤を自分の家に呼ぶことを決めた。
いきなり玲奈へ好意を持ってる男として紹介するより、俺の友達として遭遇するってほうが警戒心も持たれないだろうし自然な出会いという感じがする。
家に来いと言うと、衛藤は何度も本当にいいのか聞いてきて、最終的には心を決めたように真っ直ぐな目で行くと言っていた。いきなりどうにかなるってことはないんだから、もっと気楽に考えて欲しいんだけど。それだけ好きってことなんだろうな。俺にはそういう気持ちはよく分からないけど、応援したいと思ってた。


そして当日。

「あ、あれ?」

衛藤を家に連れて来たまではよかったものの、帰ってみたら家に玲奈はいなかった。事前に今日は早く帰ると確認していたのに。
慌ててラインで連絡を取ると、友達に誘われて遊びに行くことにした、らしい。何てこった。

「ご、ごめん、妹急用ができたらしくて、いないみたい」
「……他のご家族も?」
「うん、二人とも仕事」
「じゃあ俺帰ったほうがいいのかな」

玲奈がいないんじゃ意味が無いとは分かってたけど、折角来たのにすぐ帰すというのも気が引けた。

「うーん、お前さえよければ上がってく? 大したものないけど」
「――いいの? 本当に?」
「そりゃいいよ。友達家に呼ぶの好きじゃないんだけど、お前なら全然嫌じゃない」

友達を呼ぶと、勝手に隠してるエロ本探したりなんてのは可愛いもので、玲奈を見ようとウロウロしたり下手したら部屋に入ろうとするものだから油断できなかった。けど衛藤ならそんなことをしないだろう。

「じゃあ、お邪魔します」
「どうぞ」
「市村。市村のこと、これから名前で呼んでもいい?」
「いきなりだな。いいけど」
「……晴也」
「うん」

なんだか照れくさくなりつつ2階へ上がって、衛藤を俺の部屋に通した。

「ここが晴也の部屋なんだ…」
「うん、ちょっと待って、飲み物でも」

一旦部屋を出ようとしたとき、両肩をがっと掴まれた。何かと思ったら、ちょっと引くくらい強い視線を受けてたじろぐ。

「いいんだよね、晴也」
「え……んんっ……!?」

抱きしめられ、一瞬で俺のファーストキスが奪われた。

「んっ、ん……」
「ん、可愛い……」

ファーストキスの衝撃を受け止める間もなく、角度を変え何度も唇が押し当てられ、セカンドもサードもそれ以上も失っていく。
体が動かない。唇を吸われ、掠れた声で可愛いなんて言われて何故かぞくりとした。

「晴也…口開けて?」
「ん、ふぁ、んっ」

条件反射で口を開けてしまったところに、衛藤の熱い舌が侵入してきた。口内の敏感なところをぬるぬると舐められ、腰が震える。

俺は必死に頭を働かせた。もしかして、もしかしてだけど、衛藤が好きなのって俺……!?
だってこいつは冗談でこんなことするような奴じゃない。はずだ。
思い返せば今まで一度でも「玲奈が」好きだという言葉を聞いただろうか。いやない。
しかしありえない。こんなイケメンがまさか男の俺を好きだなんて。……という大前提が間違っていたのだとしたら。

「んっ…んっ、んっ、ぅん……」
「ん……好きだよ…」

混乱の渦にいる俺に、衛藤が疑惑を確定づける一言を放った。すぐには頭が追いつかない。
その間にも衛藤の舌はねっとり動いて性感を刺激してくる。舌どうしをゆっくり何度も擦り合わされると下半身がじんとして、足がふらついて衛藤にもたれてしまう。すると一層強く抱きしめられて、……硬いものが、俺の体に当たった。

「んん〜っ、ん、ぅん、ふっ…」

ちゅ…ぬちゅ、ちゅく、ちゅく、れろれろれろれろ
ごりっごりっごりっぐりゅぐりゅっ

驚いて身を引こうとしたけど逆にゴリゴリと押し付けられ、キスも激しくなる。
何これ……衛藤が俺にキスして、俺で勃起して、自分でもびっくりするくらい嫌だと思ってない。

「んんっ……」

それどころか、舌をエロく絡められると気持ちいいし、爽やかで全然ガっついたとこがないと思ってた衛藤が凶器みたいに硬いものを押しつけてきてるって異常な状況にゾクゾクして、俺のまで勃ってきちゃってる。

「ん……エロい顔してる。キス好き?」
「はぁ……ぁ……」

お前の声のほうが明らかにエロい。甘いのにどこか切羽詰まったみたいな、欲情した目で見つめられドキドキする。
……い、言えない。こんな目で見られたら、妹のことを好きだと勘違いしてたなんてとてもじゃないけど言えない。
これ以上は止めなきゃとは思っても、気持よくて頭がぼーっとして……。

「あー可愛い…ん、」
「ふぁ…んん…っ」

熱い吐息と一緒にまたキスをされた。衛藤は舌を吸いながら俺の脚の間を太ももで割ってぐりぐりしてくる。

「んんっ! ん、んっ」

ぬちゅ、ちゅっ、ちゅく、ぬる、ぬる…
ぐりっぐりっ、ぐりっぐりっぐりっぐりっ

本当にこれが衛藤なのかってくらい、性感帯を容赦なく激しく刺激される。なのに気持ちいい。口内を舐められるとチンコがビクっとして、そこを硬い太ももで擦られると全身が痺れるみたいに感じる。

「んっんっんっ…ぅん、ん〜っ…」
「……っ、はぁっ、ホント可愛い…」
「ひゃぁっ…あっだめ、んんっ…」

衛藤は素早く俺のジーンズを脱がせてしまった。俺のチンコは完全に勃起してボクサーパンツを押し上げて……先っぽの方は汁で濡れて色が変わっちゃってる。カリの色とか形が透けて見えるくらいで、こんなみっともない姿恥ずかしくてたまらない。

「やっ、見るな……、ん」
「どうして? すごいやらしい…写真に撮りたいくらい」
「やっ……」

衛藤は馬鹿にしてる感じなんて一切なく、熱っぽい目でそこを凝視してくる。余計恥ずかしくて更にチンポから汁が滲んでしまう。

「先っぽピンク色なんだね…」
「あぁっ! ぁっん、はぁっ」

衛藤の指がカリをぐりっと擦る。自分で触るのとは全然違う。腰が勝手に跳ねちゃうくらい気持ちいい。

「こんなに濡らして…敏感だね」
「やっあっ…んっ、はぁっ、あぁっ」

パンツの上からチンコ扱きながら衛藤が囁いて、それから耳を舐めてきた。ゆっくり舌を這わされたり甘噛みされるとゾクゾクして、チンコに快感が突き抜ける。

ぬちゅ…ちゅ、ちゅく、ちゅく……、ぬちゅ、ぐり、ぐちゅぐちゅぐちゅ

「あぁっあッもっ、いきそうっ…」
「もうイっちゃうんだ? 気持ちいい?」
「んっあっんっ…いい…っきもちいっ、衛藤、そこっきもちい…はぁっ…」
「……っ」

衛藤がパンツを引きずり下ろした。直接扱いて貰えるとはぁはぁ言いながら待っていると。
指がチンコを通りすぎて、尻の穴を撫で回し始めた。
「っあぁっ! やっ、そこはっ…」
「はぁ…俺ももうイきたくて我慢できない。晴也の中にハメてたくさん突きたい」
「あッやぁっ…はぁっ」

衛藤は興奮した様子で、俺が今まで一度も考えたことがなかったようなことを言い放った。
まさか、尻の穴に衛藤の勃起したでかいチンコを挿れる……!? 無理に決まってる。……のに、想像したら体の奥が疼いて息がどんどん上がってくる。

「はぁ、晴也のアナル……ひくひくしてるよ」
「ま、待って、俺、心の準備が…っ」

完全に気持ちよさに流されてたけど、さすがに最後までしたら取り返しがつかなくなる。もう遅い気がしつつ俺は必死に訴えた。

「お前のことは友達だと思ってたから、これはいきなりすぎっていうか…っ」
「――俺のこと、好きじゃない?」

傷ついたように問われ胸がずきりと痛む。
嫌いではない。かっこ良くて性格もよくていいやつだと思ってたし、何よりこんなエロいことしてるのに全然嫌じゃなくて、むしろめちゃくちゃ気持ちいいし……。

「その、好きは好きだけど……友達から始めるって言っただろ? まだこういうことは……」
「――そっか。晴也が奥手なのは分かってたから、ゆっくり好きになってくれればいいよ」
「衛藤……」

綺麗な笑顔を向けられほっとした。のは一瞬のことで。

ぬちゅ、ぬぶ、ぬぶっぬぶぶぶっ

「ひっああぁっ!?」

俺の尻に、突然衛藤の長い指がずっぽりハメられた。

「やっあッ、何でっ…あッあッあんッ」
「っ狭いね。……ねえ晴也、好きで好きで、頭の中で何度犯したか分からないくらい好きな子から家に呼ばれて、二人きりなんて言われたら…、我慢できるわけないだろ?」
「っそれは…ぁあっそこっやッ…あっあぅッ」
「俺、散々好きだって言ってきたよね。そんな相手を家に呼んだらどうなるか、本気で分かってなかったとしたら鈍感すぎて心配になるよ」
「ひあぁッやっぐりぐりしないでっ…あぁっ」

ずぶっ…ずぶっ…ぬぶ、ぬぶ、ぐりぐりぐりぐりっ

確かに衛藤はよく、どれだけ好きなのかを熱心に聞かせてくれた。ただし俺は完全に玲奈のことを言ってるんだと信じて疑わなかったわけで。
俺相手なのに照れながら語る姿に、結構シャイなんだなと思ったもんだけど、本人を目の前にして言ってたなんてとんだタラシじゃないか。

「はぁっ、俺…あッひっあッあぁっ」
「ここがいいんだ。ぎゅうぎゅう締め付けてきて…はぁっ、早く俺のを挿れたい」
「あぁんっそこっ…あ゛っあんあんあんっ」

ヌブッヌブッずぷっずぷっずぶっずぶっぐりぐりっ

2本の指が激しく出し入れされて中を擦る。腹側のところをぐりぐりされると電流みたいな快感が駆け抜けて、チンコから勝手に汁が出てくる。

「ひああっもっやぁっ…イきそう…っあッあぁんっ」
「イきそう? 初めてなのにお尻だけでイきそうなんだ。突かれるの好き?」
「んっ好き…っきもちいっ…あぁあっ」
「やらし…いいよ、イくところ見せて」
「ひあっアッあんあんっ、あ゛っあ゛あぁーっ!」

ズブッズブッズブッズブッ、ヌブヌブヌブヌブヌブッぐりゅっぐりゅっぐりゅっぐりゅっぐりゅっ!

高速で激しくピストンされ、快感が強すぎて頭が真っ白になる。

「アアアッいくっ出るっあッあッあッあッああぁんっ!」

ぬぶっぬぶっぬぶっぐりぐりぐりぐりっ! びくびくっびくんっ びゅっびゅくっびゅるるっ…!

「ひあぁっ、あぁッ…あっうぁっ…ん」

大量の精液が腹に飛び散った。大波みたいな快感は射精した後も全然引いてくれず、ぐったりして喘ぐことしかできない。そこへ。

「っ挿れるよ、晴也……!」
「え……まっ…ひあッあ゛あ゛あッ…!」

ずぶっ…ズヌ、ズブ、ズヌヌヌヌッ…!

ガチガチに勃起して反り返った衛藤のチンコが、イったばかりでひくつく穴をこじ開けてハメられた。

「あ゛ひあッ…いっうぁッ…」
「はぁっはぁっ…挿った、晴也の中に、俺のが全部…」
「あ゛ひっ、あッん、んんっ…」

衛藤が感極まったみたいに言うとキスしてきた。舌を強く吸われ、敏感になりすぎた中をでかいチンコがゴリゴリ擦って、苦しいくらいの快感を強制的に与えられる。

「んんーっ…んっ、ぅんっふぅ、んっんっ」
「んっ……」

衛藤が腰を動かし始める。締め付けが強くて動きにくそうなものだけど、ガチガチに硬いチンコは力で強引にこじ開けて中を突きまくる。

「んんっ…! ふぁっあ゛っひっあッあッああんっ」
「ぁっすごい…ずっと、こうしたかった…好きだよ、晴也っ」
「あぁっんっあッあひっあッあんッあんッ!」

ぬぶ、ぬぶぬぶっ、ズブッズブッズブッ、パンパンパンパンッ!

衛藤は腰を鷲掴みにしてガンガン奥まで突いてくる。苦しいのに変になりそうなほど気持よくて、高い喘ぎ声が止まらない。

「ああッひあッ、あッんッああぁッ」
「っきつ…っ、駄目だ、1回イくね、晴也イくよ、中に出していい…っ?」
「やっ中は…あッひっあッあ゛ひっあんっ!」

衛藤の綺麗な顔が今は肉食獣みたいに見えた。暴力的な高速ピストンでゴリゴリ性感帯を擦られ、強烈な快感が全てを支配する。

ズブッヌブッヌブッズリュッズリュッ! ゴリッゴリッゴリッ、ゴリッ、パンパンパンパンパンパンッ!!

「あ゛あああっ! やぁっあ゛ッあんあんあんあんあんっ!」
「はぁっイく、晴也に中出し…っ出る…っ!」

パンパンパンパンパンパンッ!
ビュッビュッドビュッビューーーーーーー…ッ!

叩きつけるようなピストンの後、奥までハメられたチンコがビクビク震えて膨れ上がった。中は嫌って言ったのに、抜くどころか奥にぐりぐり押し付けてきて、一滴残らず奥に熱い液体が注がれる。

「ひあぁっ…! あ゛ぁっあッ中に…っあッうぁっ…」
「はぁっ…晴也…」

強く抱きしめられ、掠れた声で名前を呼ばれる。そんなにされると本当に好かれてるんだって感じがして、胸がぎゅうっとした。

「好きだよ…最高に可愛い」
「はぁっ……ん、んぅ……」

耳や頬、それから唇にキスされ、熱い舌が絡まる。
キスしながら、挿れたままだったチンコがゆっくり引き抜かれた。その感覚に身振いしつつようやく終わったのだとほっとしていたら。

ずっ、ずぬ、ぬぶ………ずりゅっ、ずぶぶぶっ…!

「んんっ…ん、はぁっあ゛っああッ…!」

ギリギリまで抜かれたチンコが、再び奥へとずっぽり押入れられた。

「ああッ、何で…、もっ無理…っあッあッあんっ」
「んっ…やっと好きな子とできたのに、1回で終わらすなんて無理だよ。それに晴也がこんなに、やらしい体してるから…」
「あひっあッんっあぁんっ」

ズブッズブッズブッズブッぐりっぐりっぐりっぐりっ

「さっきはよすぎて保たなかったけど、今度はもう少し頑張るから。たくさん気持よくしてあげる」
「ひああっ…あッあんあんあんッ」

さっきのでいっぱいいっぱいだったからこれ以上は無理。なはずなのに、体は衛藤の言葉に期待するみたいに疼いてチンコをぎゅうぎゅうと締め付けてしまう。

「はぁっそんなに締め付けて…初めてなのにすっかり俺のチンコが好きになっちゃったんだね」
「んっちがっ…あッひあッあッあぁんっ…」


どうやら爽やかで優しい衛藤の実態はかなりの肉食系だったらしい。今気づいても遅すぎた。
それから衛藤は有言実行して執拗に俺を攻め立て、甘い言葉を吐きながら死にそうなくらいの快感地獄に落とした。

「晴也っ…そろそろイくよ、どこに出してほしい…?」
「ああぁっ…なかっ、中に出して、俺の中でイってぇ…あッあああんっ!」
「あー可愛い…っ晴也、出るよ…っ!」

ズブッズブッズブッズブッ、ごりゅっごりゅっぐりゅっぐりゅっぐりゅっぐりゅっぐりゅっ! パンッパンッパンッパンッズパンッズパンッ!

「あひっあひっあ゛ッあっうあッひああッ!」

ビュッビュルッビュルルルルルッ!

中出しされ、快感に恍惚とする俺を衛藤が強く抱きしめる。

「最高だった……次は後ろからしてもいい……?」

イった直後に次の体位を提案してくる衛藤。何かもう色んな意味で手遅れだ。

end

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