根暗な淫魔 02
あり
「結構いい部屋でよかったな」
ホテルへ入りバイキング形式の夕食を終えると、夜が来た。予定通り久瀬は女子のところへ行ったらしく不在だ。
二人きりのホテルの一室で俺はついに行動を起こした。
「風呂、お先」
「……うん、俺も入ってくるね」
髪を拭きながら南がバスルームへ入るのを見届けると――南の飲み物に睡眠薬を入れた。
「……こんなにうまくいくなんて……」
眠っている南の体をベッドに乗せ、念入りに縛る。
心臓の鼓動がどんどん速くなる。もう引き返せないんだ。
「はぁ……」
これからやることを考えたらどうしようもなくゾクゾクする。俺は汗ばむ手で南の服を脱がせ、おち○ぽを取り出した。
萎えているそれをしゅっしゅっと擦ると、段々芯を持って硬く、大きくなっていった。少量だけど睡眠薬を飲ませたのでちゃんと勃つか心配してたけど、大丈夫だったみたいだ。
「ぁっ、すごい、おち○ぽ……」
サキュバスの本能を開放すると、俺はセックス狂いの女みたいになってしまう。いやらしい言葉が勝手に口から出てきて、それにまた昂ぶっていく。
おち○ぽは擦るたびに勃起して上を向いて、手に収まらないほど大きくなった。赤黒くて、血管がびくんびくんってしてる。カリはすごく出っ張ってて、おま○この中をゴリゴリ擦るための、ものすごくエロい形って感じがする。
お尻と全身がきゅんきゅんって疼いて、頭にピンク色のモヤがかかったみたいにぼうっとする。
俺は勃起おち○ぽを両手で掴みながら、先端に口付けた。
「はぁ、はぁ、ん…硬くておっきい、ほしい、これほしいよぉ…んぅ…」
先走りを舐めた途端、媚薬を飲んだみたいに体がかーっと熱くなって、エロい欲求が膨れ上がる。
精液がほしい。この太くて硬くてビキビキのち○ぽを、興奮で濡れてるおま○こに奥までハメてガンガン突かれるイメージが勝手に浮かんでたまらなくなる。
俺は飢えた獣みたいにおち○ぽにむしゃぶりついて咥えた。
「んっ、んっ、んぅ、んっ」
ちゅ、れろ、れろ、じゅぶ、じゅぶ、ぢゅくっぢゅくっ、ぬぶぬぶ、ぬぢゅううっ
口の中がおち○ぽでいっぱいになって苦しいのにすごく満たされた感じがする。口の中が性器になったみたいに気持ちいい。出し入れするたびカリが粘膜とか唇を擦って、これで――おま○こを擦られたらって想像しただけでイきそうになる。
「んっ……」
そのとき、鼻にかかったような声が聞こえた。ちらっと南の顔を見ると、うっすらと目が開いた。
「……っ……な、何やって……!?」
まだ頭がぼうっとしているんだろう、少し間が空いてから自分のされていることを理解したらしい南は呆然と目を見開く。
思ったより早く目覚めちゃったけど、俺は慌てたりしなかった。とにかく精液が欲しい、いやらしいことがしたい。羞恥や恐怖より今は淫魔としての本能が勝っちゃってるから。
「はぁっ、南、南のおち○ぽ、ほしい、ん、んっ」
「や、やめ……はぁっ」
俺はフェラを再開した。やっぱり寝込みを襲うより、反応が返ってくる相手のほうがいい。
南のおち○ぽは俺を認識しても萎えなくて、口で扱くたびにビクビクと震えて感じている。俺は上目遣いで南を見つめた。
怒っているような、信じられないというような顔。でも快感は隠しきれてなくて、目元を赤くして息を荒げていて。
ああ、こいつの精液がほしい。ビキビキおち○ぽからびゅーびゅー出た精液たくさん飲みたい。
「んっ、んっ……はぁんっ、おち○ぽ、すごい、おいしいっ…、南、精液、飲ませて…? ん、んぅっ」
「っ、何、言ってっ……」
見つめたままおねだりするとおち○ぽがまたびくってして、先走りが出てくる。
いつだって爽やかに振舞う南が、今は俺にギンギンに勃起したの舐められて全く別の表情を見せてる。興奮でぞくぞくする。
「んっ、んっんっぢゅっぅんっ」
ぢゅぶっぢゅぶっぬぢゅっぬぢゅっぢゅぼっぢゅぼっぢゅぼっぢゅぼっ
「はぁっ、くっ、いく…っ」
びゅっ、びゅるっびゅるっびゅるるるーーっ
南が腰を突き上げてきたかと思うと、口の中に勢いよく精液が発射された。一滴も零さないように奥まで咥えたまま、ドクドクいってるおち○ぽに舌を絡めて精液を飲むと、体が満たされる感じがする。
すごい、精液おいしい。何で今までこれなしで生きてこられたんだろう。
もっともっとほしい。
「はぁん…、南の精液、おいしかった…もっとほしい、おち○ぽ…」
「っ、加藤、何を……」
俺ははあはあ言いながらパンツを脱ぐと、ひくつく穴を南に向かって晒した。
サキュバスの性質を持った男である俺のアナルは、性器になってしまった。きゅんきゅんひくひくして、蜜みたいな人間にはありえない粘液で濡れている。
完全におま○こになっちゃったんだ。おち○ぽで犯されるための。
「あぁんっ、見て、おま○こ見て、南の、はぁっ、おち○ぽほしくて、濡れ濡れおま○こになっちゃったからぁっ」
「……っ」
指で広げて、ひくつくピンク色の粘膜を見せ付ける。南は何だか苦しそうな顔でそこを凝視していて、ゾクゾクする。
もう我慢できなくて、俺は指をおま○こに押し挿れた。
「あっあ゛っああああんっ…」
ぬちゅ…ぬぶ、ぬぶ、ぢゅぶっぢゅぶぶぶぶっ
奥まで挿れただけで、イった瞬間みたいに感じる。腰がびくびくするのが止まらない。やばすぎる。
「いいっあッあひっんっ…あんッ、ああん、あぁんッ」
俺はトロトロだけど狭いおま○この中を何度も指で押し広げる。擦るたびに頭が真っ白になるくらい気持ちよくて、おま○こがどんどん濡れていやらしい音が出る。
ぬぶっぬぶっぬぶっぬぶっぬぶっ、ずりゅっずりゅっずりゅっ
「っ……これ、外せよ、加藤っ」
「んっあっらめっ、あんっ見て、おま○こオナニーみてぇ、あッあッ」
いくら本能に支配されてても、外しちゃったらセックスできなることくらい分かる。
それに南のおち○ぽまた勃起してる。ホントはノーマルで男なんか興味ないだろうに、これは淫魔の誘惑の力のおかげだろう。ビキビキになってて、それ見てるとたまらなくなる。
「こんなことっ……犯罪だろ、お前がまさか、こんな淫乱だったなんて」
「はぁああんっ…ごめんなさいっ、変態淫乱おま○こでっ…あぁッんっんっ」
確かにこれはレイプで、れっきとした犯罪だ。全てが終わった後訴えられたら身の破滅だというのに、今は罵倒の言葉さえ快感にしかならない。俺はイきそうになるのをなんとか堪えた。
「ひああぁっ…ん、すごいっ…あぁ…」
全身がゾクゾクして……特に乳首が、先ほどから疼いて仕方ない。これもサキュバスの血のせいなのか、男なのに乳首まで性器になってしまったみたいに弄られたいと訴えてくる。
「はぁっ…ちくび、ジンジンする…っ」
「……っ」
Tシャツを脱ぎ捨てると、勃起した乳首が露わになった。
ピンク色の乳頭がこれ以上ないくらいぷっくり充血して、男の乳首とは思えない。南もそんなものを見たのは初めてで驚いたのだろう、食い入るように凝視してくる。それだけでジンジン感じて、俺は我慢できず乳首を指先で擦った。
こす、こすっ、こすっ、くり、くりくりっ
「あぁあんっ! あッあッ、ちくびぃ、すごいっ…あっあぁんっ」
触れただけで信じられないほど感じて、指でくりくり弄るとおち○ぽから汁が漏れてくる。比喩じゃなく乳首は完全に性器になってた。指先で摘んで左右に捻ると腰がびくびく跳ねてイきそうなほどの快感に支配される。
くりくりくりくりっ、くりゅっくりゅっ、ぐっぐりっぐりっ
「あんっんっあッあぁんっ…いい、きもちいっ…南、南にちくび舐めて、ぺろぺろしてほしいっ…」
「……っ」
欲望のままに喘ぎながら言うと、南がごくりと唾を飲んだ。
「はぁっ……こっち来てよ…」
「あぁんっ、だめ、あッはぁっ、んっ」
舐められてみたいけど、実際にさせて噛みちぎられでもしたら困る。俺は舐められる妄想をしながら乳首を指でこね回した。
くりゅっくりゅっ、ぐり、ぐり、ぐりぐりぐりぐりぐりぐりっ
「あぁんっ! いいっ、南に舐められるのきもちいっ…あッあんっすごいっ…あッあぁんっ」
「くそっ……何なんだよこれ…っ」
俺の気持ち悪いオナニーに、南が忌々しげに吐き捨てる。それでもおち○ぽはギンギンに勃起したままだから淫魔の力はすごいものだ。
乳首オナニーしてる間もおま○こはぎゅうぎゅう収縮してて、勃起おち○ぽを見たらもう我慢できなくなって俺は再びそこへ指をねじ込んだ。
ぬちゅ、ずぶっ……ずぶぶぶっ……
「ああぁーっ…ひっあ゛ひっ、んっあぁっ」
異様に敏感な内壁が痙攣して、イったみたいな感覚に悶える。
「んっあッあッあんっ、きもちいっらめっあんあんッ」
くり、くりっくりっくりっぐりぐりぐりぐりぐりぐりっ
ずぶっずぶっぬぶっぬぶっ、ずりゅっずりゅっずりゅっぐりぐりぐりっ
乳首を弄りながら指を抜き差しする。2つの性器が怖いほどの感度になってて指が止まらない。全身が快感に支配される。
「はぁんっもっイくっ…あぁんっ乳首とおま○こよすぎてイっちゃう…。イっていい? 南ぃ、あッあぁんっ」
南はただ、いつもの爽やかさとはかけ離れた形相で俺をじっと見てる。それだけでも俺の淫乱な体は煽られて、絶頂に向かうのを我慢なんてできなかった。
「っああンッイくっ、イくとこ見てっ、乳首とおま○こでイくからぁっ見て、あッあひッあ゛ああぁんっ!」
くりくりくりくりくりくりっ
ずぶっずぶっぢゅぶっぢゅぶっぐりぐりぐりぐりぐりぐりッ!
びゅっびゅくっびゅくっびゅくんっ…
「ああぁーーっ…あひっ、あッう、ああッ…」
びくっびくっ、びくんっびくんっ
前立腺をぐりっと擦った瞬間おち○ぽから白濁が吹き出し、全身が痙攣する。びくびくするのが全然止まらなくて、その度に官能の波が押し寄せてくる。
「はぁあっ…ん、あッぁう……」
イったのに熱は冷めるどころか、欲望は更に膨れ上がる。
おま○こが、もっと太いのほしいっていってる。
「はぁっ……南……」
濡れた目で南を見つめる。きっと発情しきった雌の顔をしているのだろう。でもそれを恥ずかしいと思う余裕もないほど今の俺は欲に支配されている。
呆然としている南に近寄ると、はち切れそうなほど勃起して反り返ったおち○ぽにうっとりと触った。びくびく脈打っていてたまらなくなる。
「挿れるよ、南のおち○ぽちょうだい、」
もう脚とかガクガクで、おち○ぽのことしか考えられない。そんな俺に、南が水を差した。
「ちょっと待って…っ、なんで、こんなことするのかくらい、言えよ」
「はぁっ……そんなの……」
「加藤、俺のことが好きなの……?」
平常だったら、笑い出したくなってたかもしれない。そんなわけない、どれだけ自分が誰からも好かれてると信じて疑わないんだ、嫌いだから生贄に選んだんだって。
でも今の俺は淫魔だった。
「はぁっ、すき、みなみが好き、南のおち○ぽほしくて、がまんできないからぁっ…」
「っ、かと……んんっ」
俺は南に、好きでたまらないって感じでキスをした。そしてギンギンの怒張におま○こを押し当て、ゆっくり腰を落としていく。
「あ゛っひっあ゛あああッ…」
ずっずぶっぬぶっぬぶっずぬぬぬぬっ…ごりぃっ
初めてのおち○ぽは、気持ちいいとかそんな生易しいものじゃなかった。おま○こになっててもでかいものを挿れられたらぎちぎちになって、粘膜全体でおち○ぽを感じる。
気が狂うほどの快感に、俺は強烈にイっておち○ぽとおま○こから汁を撒き散らした。
びくっびくっびくっびくっ びゅっびゅっどぴゅっびくんびくんっ
「あ゛ああッあひっあひっい゛っあぁッ」
「……っ」
腰の揺れが止まらなくて、それだけでおち○ぽに中擦られてみっともない声が出続ける。もうおち○ぽと精液のことしか考えられない。
「あひっんっあッあッあッ」
カリのところまで引き抜いて、また奥まで挿入する。もう体には全然力が入らなくて、本能で勝手に腰が動いてる感じだ。特にイイところにおち○ぽが当たるように、ぎゅうぎゅうと締め付けながら。
ずっずぶっずぶっずぷっぬぶっぬぶっぬぶっぬぶっ ぐりっぐりっぐりっぐりっごりっごりごりごりっ
「ああッいいっあんっあんっ…おち○ぽ、きもちいいよぉっ…あ゛っひぃんっ」
「はぁっ、加藤…っ、もう、これ外してよっ…ん…」
「はぁあっ、んっ、んっんっ」
俺は南を黙らせるようにキスをした。ディープキスなんてしたことなかったのに、自然と舌を中に入れて南の舌を舐める。
粘膜をねっとり擦り合わせると恍惚とする。唇からも精気はもらえるんだ。おま○こが悦んで余計にきゅんきゅんする。
「んんっ、ふ、ぅん、んっんっ」
ディープキスしながら、腰を回す。奥に挿入したままそうするとごりごりって激しく中を擦られて、イキっぱなしになる。
「あぁんっあひっあッんッ…きもちぃっ…あッあひっんんっ」
「はぁっ、……」
ずぶっぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっズンッズンッズンッズンッズンッ
硬くて大きいものが激しく出し入れされる。気持ち良すぎる。
「んっはぁっ……もう、イくっ……」
「んああっイって、みなみっ、みなみのせいえき、ちょうだいっ……あっあッあああんっ」
イクって言葉に、全身が歓喜で震える。俺は精一杯腰を激しくいやらしく振った。
ズブっズブっズブッズブッぢゅばんっぢゅばんッ、パンッパンッパンッパンッパンパンパンパンッ!
「はぁっ、イくっイくッ……うあっ」
「あ゛っあッあんっあんっ! あんっ! あんっ!」
ぢゅぶっぢゅぶっズブッズブッズブッズブッ
びゅっどびゅっびゅるっびゅるっビュルルルルルッ
「あひっあッあ゛ぅっい゛っひっあ゛ッ」
「はぁっ、はぁっ……」
一番奥で、待ち焦がれた精液が、すごくたくさん注がれるのが分かった。
その快感は、人生で味わったことがない衝撃だった。
おま○こは精液を一滴も逃さないように入り口から奥までぎゅうぎゅうと勃起を絞り続ける。南が、普段からは想像もできなかったようなエロい声で呻く。
今日俺は生まれ変わった。そんな確信があった。夜はまだ終わらない。
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根暗な淫魔
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