もしもGive me!の舞台が全寮制男子校だったら


あり


〜前回までのあらすじ〜
全寮制801学園に入学した誠人。
同室の悠はとてもいい友人となってくれたが、カツアゲしてくる不良加西、どう見ても怪しい化学部部長佐原など、厄介な先輩達に振り回される生活を送っていた。
〜あらすじ終わり〜



ここは一般社会から隔絶された全寮制男子校。

「君、ちょっと治験体になってくれない」
「何それ恐い」

怪しげな液体を手ににじり寄ってくるのは佐原涼。誠人としては厳しくなくて楽そうだからという理由でこの化学部を選んだのだが、雑用係として先輩の佐原にいいように使われていた。

「大丈夫、命に関わるようなものじゃないから」
「関わってたまるか!」
「君お金に困ってるんでしょ。報酬ははずむよ」
「くっ……」

確かに誠人は金に困っていた。加西という名の恐ろしい不良に目をつけられ、しばしば金を脅しとられているのだ。この逃げ場のない学園内においては非常に困った事態だった。
まさか佐原とて、後輩に危険なものは飲ませまい。いやしかし――。
という一瞬の迷いが命取りになった。

「さあ、ぐいっといこうぐいっと」
「えっん、んんーっ!」




「よう仁藤。ちょっと顔貸せよ」

まったく今日は厄日らしい。怪しい液体を飲まされ金を得たその帰りに、カツアゲ被害にまで遭うなんて。
不幸中の幸いというべきか、飲んで1時間経つが体に変調はない。インチキな薬だったのだろう。そうであってほしい。

「出すもん出してもらおうか」
「ひぃっ」

Yシャツの胸ポケットにしまいこんだ報酬のお札をつい腕でガードする。そんな怪しすぎる仕草に加西が気づかないわけもなく。

「何隠してんだよ」

力では到底敵わず強引にブレザーを剥がれ、加西の手がシャツ越しに胸に――触れた瞬間、ものすごい衝撃が背筋を駆け抜けた。

「あぁんっ……」

体がびくっびくっとして、一気に熱を帯びる。

「て、てめえ、何て声……」
「はあぁ…からだが…っ、せんぱい、おれからだが変、あぁ…」

立っていられなくて加西の腕に縋る。逞しい体と密着した部分がぞくぞくしして、まるで全身が性器になってしまったみたいだ。

「っ、何なんだ、いきなり。俺を誘惑しようってのか。誰がそんな手に」
「あぁんっ…せんぱい、はぁっ、んん…」

加西は低く唸るような声で罵倒してきつつ、突き飛ばしたりはせず固まっている。それをいいことに誠人は体を加西の体に擦りつけ始めた。

「あんっ、あぁっ、はっいいっ、いいよぉっ…」

すりっすりっ…ぐりっ、ぐりっぐりっ

乳首は胸板に押し潰され、ペニスは太ももにぐりぐりして擦る。加西の体は熱くて硬くて、腰が蕩けるみたいに気持ちいい。
今まで経験したことがないような快感を感じているのに、もっともっと何かが欲しい衝動が突き上げてきて、ねだる様に潤んだ目で加西を見上げる。

「くっ、…この、変態…っ!」
「あっひあああぁんっ!」

加西が突然、乱暴に誠人の服を剥ぎ取っていった。外気に晒されただけで敏感なところがじんじん痺れる。
加西もベルトを外したかと思うと、――ギンギンに勃起した赤黒いペニスが こちらに向けられた。

「あぁっすごい…っ、せんぱいの、おっきくて、びくびくして、えろいよぉっ…」
「っエロいのはてめえだろうが! おらっ」
「あぁんっ!」

加西の勃起が、一回り小さい誠人のそれと擦りあわされる。誠人のものはもうイったみたいにびしょびしょだったので、ぬるぬるになってものすごく気持ちいい。

「散々ホモじゃねえって言っておきながら、何だこの体は…っ。おい、ここに突っ込んで欲しいのか」
「ひっあッあッ、あんッ…」

ごりごり素股しながら、加西が尻を揉みしだき、そしてアナルに触れた。
自分でも風呂で洗うときくらいしか直接触れない場所に指を押し付けられ、信じられないほど強い欲求が沸いてくる。

「はぁあんっ、指挿れてぇ…、せんぱい、ハメハメしてっ…あ゛っひああっ!」
「淫乱っ…この、スキモノが…っ」

ぬぶっ、ぬっぬっぬぶぶっっ

アナルは、まるで挿れられるための器官であるかのように自然に指を受け入れ、ぐねぐねとうねって締め付ける。
加西は興奮にぎらついた目で誠人を視姦しながら狭い中を押し広げるように強引ピストンする。

ズッズッ、ずりゅっずりゅっずちゅっずちゅっ、ぐりゅっぐりゅぅっ

「あ゛ああっいいっいい、おしりきもちいいっ…あんっあんっあんッ、いくっあああっ!」

ペニスにほとんど触られることなく、誠人は絶頂に達した。敏感になりすぎて収縮する中を加西はおかまいなしにぐりぐりする。

「くそっ野崎か、あいつにオンナにされたのか? 何のつもりで俺を誘惑したのか知らないが、お前らの思い通りになんてならねえからな…っ」
「あぁんっ…ゆう…? わかんないっ…あぁッもっとしてぇっ、ハメハメいいよぉっ、ああッ」

同室の友人の名前が出たということは分かったが、脳が快感に支配されて何も考えられなかった。
じゅぼんっと卑猥な音を立てて指が引き抜かれたかと思うと、何倍もの太さの濡れた肉棒がひくつく穴へ押し付けられる。

「はああぁ…おち○ぽ、せんぱいの、おっきぃ、はぁっ、あぁ…」
「っ、押し付けただけなのに、ひくついて飲み込もうとしやがって…。そんなに欲しいのか?」
「はぁ、はぁ…ほしい、先輩の硬くて、おっきくて、ビクビクしてるエロおち○ぽ…おれのお尻ま○こにハメハメしてほしいっ…はぁっ…」

男を興奮させるようないやらしい言葉が勝手に口をついて出てくる。押し当てたれた怒張がびくびくしてるのが分かった。本当に入るのか分からないほど亀頭が大きく張り出してるけど、もし入ったらあれで中を全部ごりごり擦ってもらえる――。
想像したら奥が酷く疼いて、誠人は自分から腰を押し付け甘い息を吐く。

「淫乱が…っ。挿れるぞ、もう男を誘惑できなくなるくらい何度も犯しまくって、種付けしてやるよ…っ」
「せんぱっ、あッひっあ゛ああーっ…」

ずぶ、ズッ、ずぶぶぶっ…!

怒張が性感帯をゴリゴリ押しつぶしながら狭い肉を押し広げ、奥まで挿入される。

「あ゛あああ…ッい゛いっひっ、あッ…あぅッ…」
「おらっ…、ハメてやったぞ、根元までずっぽり咥え込みやがって…。これで満足か?」
「ああっ…やっうごいてぇ…っせんぱい、お尻ま○こっごりごりして…っあああッ」

ずぶっ、ずぶっ、ヌプッヌップ、ずぷずぷっ、ぐりぐりぐりっ!

いやらしい懇願に煽られたように加西が激しく腰を使い出す。突かれると頭が真っ白になって、抜かれるときにもカリの出っ張りが敏感なところを押しつぶして、変になりそうだ。

「あああぁっ! アアアァッ、アンッアンッ、い゛いっあぁッ」
「ッビッチのくせに、締めすぎなんだよっ…そんなに俺のチ○ポがいいのか」
「いいっ気持ちいっ…ぁあっせんぱいっ、はぁんッいいよぉっあんっあんっあんっ」
「そうかよ…。なら、お前は今日から俺のオン……肉便器だからなっ、おらっ」

ずぶっずぶっずぶっばちゅっヌチュッズパンッ!

腰を押さえつけられめちゃくちゃに突かれる。わけがわからなくて、でも体は貪欲に更なる快感を求めていた。

「っ、せんぱい、ぁあっキスしたい、ちゅっちゅっってしたいよぉ…あんっ」
「なっ……」
「はぁっ、してくれない…? 肉べんき、だから、キスしたくないの…? ふぁんっんんっ!」

唇に噛み付かれた。加西は舌を乱暴にねじ込むと、激しく絡ませて吸ってきた。
そのまま腰を回され、ひときわ大きくなったものが性感帯を蹂躙する。

ちゅっちゅくっ、ちゅくっ、れろっれろっれろっ
ぐりっ、ぐりっ、ぐりゅっぐりゅっぐりゅんっ

「んんんーっ、…んっ、んっ、んんっ」
「んっ…はぁっ、舌吸うたびに、締め付けすぎなんだよっ…」
「あ゛あああっ! いくっいくいっちゃうっ…あッあんッあひっあああーっ」

びくっびゅくっびゅくっびくんびくんっ

「っ、俺も出すぞ、淫乱ケツマンに、…っ、中出し、いくっ、」
「ああぁっすごいぃっ…ぁんっらめぇ、あっあんあんあんあんあんッ」

ヂュブッヂュブッごりっごりっごりっごりっパンパンパンパンッ!
びゅっびゅるっびゅるっドビューーーッ

絶頂の先の快感を与えられながら、誠人は自身の奥に種付けされたのを感じた。

「はぁっ、はぁっあぁん……、おれ…、」

少しずつ、頭の霞が晴れていくと同時に、ものすごく混乱してくる。
――何故、どうしてこんなことに。

「せ、せんぱ……ああッ」
「はぁっ、死ぬ寸前までハメまくってやる…」
「ひっああっまって、あぁんッ…」

正気に戻りつつある誠人とは反対に、加西の興奮は冷めるどころかどんどんヒートアップしていくようだった。抜かないまま硬さを取り戻したペニスを抜き差し、ねっとりと唇を塞いでくる。

「ぁあっん、んっんん〜っ…」





◆◇


「まさかそんなに絶大な効果が発揮されるとは。これは大儲けのにおいがする!」
「治してください今すぐ! こんなんじゃ学園生活送っていけない! バレたら絶対退学ですよ!」
「大丈夫、幸い僕はもうすぐ卒業だ」
「俺はまだ1年なんですよおおお!」

end

text