もしも渚が学校にバイブを持ってきたら 02


あり


〜前回までのあらすじ〜
不良の青木に片思いしアプローチするもことごとく撃沈し続けてきた渚。ある日震えていたバイブをスマホと間違えて学校に持ってきてしまったところを青木に発見されてしまう。渚の運命やいかに。
〜あらすじ終わり〜



「何でこんなもん持ってんだ、気持ち悪ぃ」
「いいいいやあの、これはその……っ」

青木君が人を殺しそうな目で睨みつけてくる。さすが青木君、素晴らしい眼力だ……とうっとりしてる場合じゃない。
言えない、青木君のおちんちんのサイズや形はどれくらいだろうと想像しながらエログッズサイトの数々のバイブを眺めているうちに、形も大きさも素晴らしいバイブを見つけて気づいたらポチっと注文してたなんて、口が裂けても言えない……!

「答えられねえのかよ。これを男に突っ込まれてエロいことしてたのか、変態が」
「そんなまさか! 挿れたこともない!」

正直に言うと青木君のおちんちんを妄想してちょっと……扱くまねをしたことはあるけど! 恥ずかしすぎてとても長くは続けられなかった。

「どうだかな。今相手がいないって言うならお前がバイブを持ち歩いてるって他の奴らに教えてやろうか。喜んでハメてくれる物好きも中にはいるかもな」
「そ、そんな」

青木君は明らかに怒った顔でそんなことを言う。
他の人に知られたらどうなるだろう。俺が青木君をいやらしい目で見てることがバレて……そうだ、俺が青木君にこれを挿入したがってるなんて思われたらお終いだ。何せ青木君には人望がある、かっこよくてカリスマ性があって実は優しいから皆に好かれるのは至極当然と言える。さすが青木君。
という話は一旦おいといて、周りに知られたら皆が青木君を守ろうとして俺を排除するだろう。そしたらもう青木君に近づけなくなる。それはなんとしても避けなくちゃいけない。

「その、あの、皆には言わないでほしい…」
「ふーん、お前にも羞恥心ってものがあるんだな」

青木君が少しだけ表情を和らげると、予想外のことを俺に命じた。

「それ、自分で突っ込んで見せろよ」
「…………え?」
「何度も言わせるな。バイブをケツの穴にハメろって言ってんだよ。ビッチなら余裕でできるだろ」

何この状況。ご褒美? 青木君が俺のオナニーを見たがってる!?
でもいきなりこんな大きいのを挿れろと言われてもどうしたらいいのか分からない。

「やらないのか」
「や、やります、やらせていただきます!」

青木君が立ち去りそうな気配を見せたので、俺は反射的に引き止めていた。
ええい、こうなったらやってやる。普通なら青木君の前でエロイことなんてしようものなら、即殴られて終了だ。それを向こうからやれと言ってきたんだからやるしかないじゃないか。たとえ青木君にとってはただの気まぐれか、俺を貶めるための遊びだったとしても。
そう決めると俺は勢いのままに制服を脱ぎ、シャツ一枚とパンツだけの姿になる。

「……机の上に乗って。ちゃんと体こっち向けろよ」
「うん…」

膝を曲げて机の上に座る。青木君の視線を感じて恥ずかしくてドキドキする。
ためらいはあったけど何もしないでいると帰られてしまうかもしれない。俺はパンツの中に手を突っ込んで恐る恐るアナルに触れた。

「っ……」

微かにひくついて指を吸われた。そのまま押し入れてみようとするけど、固く閉じててとても入りそうにない。
そういえばよく濡らしてほぐしてから挿入しなきゃいけないって何かのサイトで見た。来るべき青木君との初夜に不備があってはいけないからその辺りしっかり調べたのだ。本当はローションがあればいいんだけどあいにくローションは持ち歩いてない。
俺は少し考えて、自分の指をしゃぶって濡らした。

「ん……」

濡れた指でもう一度アナルに触れる。青木君に見られてると思うとさっきよりアナルがひくひくして、入りそうな気がしてくる。
俺ははぁはぁ息を吐きながら、思い切って中指をアナルに強く押し付けた。

「ふぁっ…あっ、ん…」

ずっ…ずぶ、ぬぶっ…

少しずつ指が中にハメられていく。痛くはない……けどものすごく狭い。締め付けに抵抗して無理やりねじ込むと、中が擦れて体に電流みたいなのが走った。

「あぁんっ…んっ、はぁっんっ」

何これ。体の奥がすごく疼いて、変だ。
じっとしてられない感覚に、俺は指を出し入れし始めた。

「あッんん…あぁっあっあッひぁっ」

ずぶ、ずぶ、ずっ、ずっ…ぬぶっぬぶっずぶっ

中気持ちいい。腰がびくびく跳ねて変な高い声が勝手に出てくる。
こんな姿、青木君には軽蔑されてしまうんじゃないかって心配になる。冷たくて蔑むような目で気持ち悪いなんて言われたら……って想像したらアナルが指をぎゅうっと締め付けた。ホント何これ。

「はあぁっ…ぁんっんっあッ、あぁっ」
「――ビッチが」

しばらく黙ってた青木君が低い声でそう吐き捨てた。
見られてる。俺がアナルに指ハメて感じまくってるところ、青木君に見られてる――。

ゾクゾクゾクッ ぎゅっぎゅううっ ずっずぶっずぶっぬぶぬぶぬぶぬぶっ

「ふあぁっあッあッ青木くんっ…はぁっあッあんっ」
「――チッ。パンツ脱げよ、邪魔くせえ」

苛立ったように言われ、恥ずかしくて見られなかった青木君とモロに目が合ってしまった。

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