無理な話


あり


生まれて初めて痴漢なんてものに遭遇してしまった。
俺男なのに痴女じゃなくて痴漢。しかも最悪なことに脂ぎった親父で耳元でハァハァ言いながらケツ触ってくんの。
殴ってやりたいけど痴漢されてると周りに知られたくない。それを分かった上で男を狙ってるんだろうなと思うとマジムカつく。
ジリジリ悩んでいたとき。俺の腕を誰かがぐいっと引っ張った。

「大丈夫か」

助けてくれた男は痴漢野郎にさりげない蹴りを入れると、狭い車内で俺を庇ってくれて、次の駅で一緒に降りた。
歳は30くらいかな。背高いし結構男前で優秀なサラリーマンって感じ。もし俺が女の子だったら恋に落ちてる――にしてはちょっと歳離れてるか。俺が男慣れしてない控えめOLだったら惚れてただろう。それもはや俺要素が何も残ってないけど。
っていうか腕、ずっと掴まれたままなんだけど。どうしよう。

「えっと、どうもありがとうございました……?」
「うん。実は君の制服に、あのオヤジの体液が……。あ、触らないで。俺が拭いてあげるから」

マジかよ超キモい。そしてこの人超いい人。俺が控えめOLじゃなくて女子高生でも年の差を越えて惚れてたかも。
俺は信頼してその人に着いて行った。のだけど。



「んんっ!?」

俺の家がちょうどすぐ近くだから服を貸してあげる。と言われ連れて来られたマンションの一室に入った瞬間、俺は男に抱きしめられ濃厚なキスをされた。
後から考えたら気づくべきだったのだ。通勤通学の電車に乗ってたはずなのに家がここにある違和感に。

「はぁっ、可愛いな。舌絡めるの気持ちいいだろう? んっ…」
「やめっ、んっ、んんっ…」

ちゅっれろっれろっれろっ、ちゅく、ちゅく

執拗に舌で舌を舐めしゃぶられて、力が抜ける。元カノとキスはしたことあったけど、こんな……やらしいのは初めてだ。っていうかすごく硬いものが股間にゴリゴリ押し付けられて力が抜けるんですけど。

「ん……前から電車で見かけて、可愛いと思ってたんだ。あのオヤジに触られてると気づいたときは腹が立ったけど、同時に汚いオヤジにいやらしいことされてるお前を見て……もう我慢できなくなったんだ……」

やばい。こいつ完全にやばいやつだ。しかし気づいたときには時すでに遅しだったのである。

「あぁッ、やめっ、ん、んんっ」
「っ、感じた? 女みたいにやらしい声出して。男なのに、おっぱいぐりぐりいじられて感じるのか?」
「ちがっ、ぁんっ、んっ、やっ…」
「シャツ越しなのにビンビンに勃起してるの分かるよ。たくさんいじって、舐めてやるよ。乳首イキできるようになるまで開発してやる」

くりっくりっぐにっぐにっぐにっ

低くて掠れてるいい声で、耳元でいやらしいことを囁かないでほしい。っていうか乳首が気持ちよすぎて変。いじられるたびちんこビクビクして制服の前まで汚れちゃいそう。

「はぁっ服脱ごうか。汚れたら困るだろ。――可愛い」
「やっ……ぁっん、ぁッあッあッ」

男は興奮しきった様子でちんこをいじって、俺の腰がすっかり抜けてしまった頃、更に奥へ魔手を伸ばした。

「っ! そこはやめろマジ無理っ…ひっ、ぁっ」
「はぁっひくひくしてるじゃないか…。おっぱいも舐めてやるよ…ん…」
「あ゛っやっ、らめっぁんっ」

指が、挿れられてしまった。何とか押し出そうとぎゅっと力をいれたら。

「っ、きゅうきゅう締め付けてきて淫乱なおま○こだな。慣らしたらすぐ、挿れてやるからなっ…」

ぬぶ、ぬぶ、ずちゅ、ずちゅ、ズッボズッボ

「あひっぁんっそこ、おま○こ、じゃないっ…ぁっ変態っぁんっあんッ」
「おま○こだろ、こんなに濡れ濡れになって、男の指咥え込んで…。Gスポット突くときゅうきゅう締め付けてきてやらしい声出すの、可愛いよ。いやらしい音聞こえる? ほらっほらっ」

ぬちゅ、ぬちゅ、ずちゅっずちゅっジュボッジュボッっ

「あひっあんッあッあッやああーっ」
「っ、イってる? おま○こ突かれてイっちゃったのか。すごい締め付け、くっ……」

イッたのかよく分からないうちに指を引き抜かれ、はぁはぁ喘いでいると。

「挿れるよ。お前が欲しがってたち○ぽエロま○こにハメて、ガンガン突きまくってやるからな……!」
「っそれだけは、やめろオッサン、んっんんっ、んんんーっ」

噛み付くようにキスをされたかと思うと、恐ろしいほど太くて硬いモノが、俺の中に無理矢理……。

ぬぶ、ズッ、ズッ…ずぶ、ずぶ、ばちゅんっ

「あーっ…ひっ、いたっ、ぁ、ぬいて、オッサン……っ」

かっけーお兄さんからオジサンに格下げした男に懇願するけど、聞いてもらえるはずもなく。

「っ、抜けるわけないだろ。おま○ここんなに喜んで、俺のち○ぽ離さないってぎゅうぎゅうしてるのに。あーっ、キツキツおま○こすげえっ……」
「あっうごくなっあ゛ッあひッい゛っあッあッあぅッ」

ズブッヌブッヌブッパンッパンッ

でかすぎるちんこが、指で突かれて異常に感じちゃったところとか、指じゃ届かなかった奥を強烈にごりごり擦る。
何も考えられない。

「あーエロすぎっ…初めてだろうな? 他の男のち○ぽもこうやって搾り取るみたいに咥え込んで、あへって甘えたことなんてないだろうな!?」
「あんッあんッしてなっ…初めてだからぁっ、アッアッ、もうやめ、おっさっ……」
「おっさんじゃなくて、そうだなっ…お兄さん…お兄ちゃんて読んでみろよ。おにいちゃんのおち○ぽでおま○こ気持ちいいってっ」

マジド変態。それにびくびくってなる俺って……もう無理。
だってチンコが激しく出し入れされて、乳首ぐりぐりされたりエロいキスされて、またガンガン突かれて……マジもう無理。

「っ、きもちいっ、お兄ちゃんの、あっァッ、おち○ぽぉっあっひぁっ」
「っ、どこがいいんだっ?」
「はぁっ、おま○こっ、あんっあんッ初めてなのにおち○ぽハメられておま○こ感じちゃうのおっあっあっおにいちゃんっおにいちゃんッ」

いやらしいこと口に出すと余計興奮してしまう。おま○こぎゅうってなって、ちんこからずっとやらしい汁がとまらない。

「っ、いくぞっ、お前の淫乱処女おま○こにっ、お前のために溜めてた濃いザーメン種付けしてやるっ……くっ」
「ぁっらめっおにいちゃんあッあッ中はだめぇっあぁっおま○この中はっ、あッああっあっアッアッアッ」

ずぶっずぶっずぶっずぶっパンパンパンパンッ!
ドビュッ、ドビュッ、ビュルルルルルルルルッ!

「あーっ…ぁん、ぁ、はぁ、はぁ、ん…」

抵抗する中を強引に突かれまくって、でかいちんこが膨れ上がって、熱いのが奥へ注がれるのが分かった。

「はぁっはぁっ、可愛い、最高だったよ、――」
「ひっ……」

耳を甘噛みされながら引くほど甘い声で囁かれて、気づく。
この人、名乗ってないのに俺の名前知ってるんですけど。もうマジ無理。

end

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